上野の道明に帯締めを見に行きました。
道明の帯締めはいろんな着物ブログでも皆さんいいと言っているし、
私のバイブル「女優きもの」でも使われている
あこがれの帯締め。
いいものを見たい!使ってみたい!
の一心です。常に。
お店は上野よりも御徒町寄りの繁華街の一角。
中はあまり広くない店内ですが、
畳敷きのところにずらーっと帯締めが色とりどり。
一つ一つ、素敵な和の色の名前がついていて
見ているだけでも、本当にきれい。
お茶やお茶菓子を頂きながら、
自分の着物や帯の話をして、それに合うものを
いくつか見立てていただける、こんな時間が至福。。。
楽しい豊かな時間をいただきました。
今回見立てていただいた中から、練色と古浅葱の二色を選びました。
練色はその場にあったので、そこで頂いて帰りました。
それがこちら。
白ともオフホワイトとも銀色とも言える、光沢のある素敵な色。
箱の中に入っている様がまたなんとも素敵。。。
練色。調べてみました。平安時代からの伝統色だとはこれまた素敵。
『わずかに黄色みがかった白、ごく薄い黄色に用いられます。繭を煮沸し、いくつかの繭から糸口を集めて生糸にします。それを巻き取ったのが繰糸(くりいと)で、空気に当たって酸化されると、表面がセリシンという膠(にかわ)質に覆われて硬くなるので、それを落とすために糸を精練します。石けんやソーダが無かった時代には、人間が手で練り上げて糸を柔らかく滑らかになるように仕上げていました。こうしてできたのが練糸で、その織物が練絹です。本来の練色は、練糸、練絹のように艶のある素材のままの色のことですが、漂白した絹を染めた練糸もあったようです。平安時代から使われてきた伝統色名で、現代では絹以外の布地にも色名として用いられます。』(きもの用語大全より)
古浅葱は在庫がなかったので、後日組んでいただいて送付いただくことに。
数週間かかるとのこと。
単衣の季節までにはお届けします、とおっしゃっていただけました。
またまた待つ楽しみ!
0 件のコメント:
コメントを投稿