2016年4月30日土曜日

カレンブロッソふたつめ

カレンブロッソの草履。はけばはくほどいいです。
まったく痛くならない。なんなら走れる。靴より楽。

それで、お友達も買いに行きたいということで、
私も付き添いで行きつつ、心は「二足目。。。」

こちらを求めました。


台に使われている素材が、1足目よりも雨や汚れに強い素材。
天候を気にすることなく、使えます。
紬などのカジュアル素材にこれを合わせれば
白とは違って粋な装いにもなるし、うん、いいぞ!

これでさらにお出かけができます。うきうきー。

2016年4月29日金曜日

ファーストお誂えシリーズ:帯

帯は祖母から譲り受けたものがあるので
必要ないなーと最初は思っていました。ええ最初は。

でも、これを見たらもう目が離せなくなってしまいました。


竺仙という浴衣で有名なところの
染め帯です。江戸紅型と言うそうです。
ときめく。。。大好き。。。

考えてみたら、織の帯しかもっていない。
染め帯はしめたこともないじゃない?
織の着物に染の帯ってとっても相性いいのに
一つも持ってないことにはたと気づく。。。織り着物街道を行く私が。

と思って、帯の仕立ても初体験。何でも体験しておこう!

こちらも同じく2ヶ月後に出来上がってきました。
実はもう先日、大好きな落語家さんの公演で満を持しておろした
ばっかりなのですが。それはまた後日!

2016年4月28日木曜日

あこがれの結城。初めての単衣!

そろそろ袷の季節も終わりですねー。
着物にはまり始めて、最初は秋冬春までしか
着ないかなあ。夏の着物?良くわからんし、ハードル高いなー。
ときっぱり思っておりました。

でも、やはり年中着たくなってくるのが
着物の魅力なのでしょうか。。。

初夏と初秋(6月と9月)に着る単衣が、ひたひたと欲しくなってきました。
じわじわと。
着る時期が短いし、もったいないかなと思っていましたが、
何の何の、今は単衣はもっと長い期間、皆さん自由に着ている模様。
何なら20度超えたらもう単衣よ、という方もいらっしゃるようです。
そう思ったら、4月、5月も着れるし、今は10月だって残暑の時期もある。
4、5、6、9、10と言ったら5ヶ月近く着れるではないですか。

単衣。必要です。と相成りまして、私の信頼する呉服屋さんに相談。
二言めには「ゆくゆくは結城紬が私は欲しいので」と言う私に、
呉服屋さんいわく。
結城紬は、着れば着るほど味の出るもの。できるだけ長く着たらいいと
思うから、それならファースト単衣を結城にしてしまえばいい。
。。。その通りだな!と思い、ファースト単衣はファースト結城。

こちらです。これも待つ事2ヶ月。。。
着るのがほんとに楽しみです。これは反物を着物風に当ててみたところ。


この結城を時間をかけて風合い良くなるまで育てたい!
時間とともに育つところが本当にすてき。
単衣の季節はもうすぐそこ。

2016年4月27日水曜日

ファースト道明帯締め

桜の帯でお出かけの日。
上野の道明に帯締めを見に行きました。
道明の帯締めはいろんな着物ブログでも皆さんいいと言っているし、
私のバイブル「女優きもの」でも使われている
あこがれの帯締め。

いいものを見たい!使ってみたい!
の一心です。常に。

お店は上野よりも御徒町寄りの繁華街の一角。
中はあまり広くない店内ですが、
畳敷きのところにずらーっと帯締めが色とりどり。
一つ一つ、素敵な和の色の名前がついていて
見ているだけでも、本当にきれい。

お茶やお茶菓子を頂きながら、
自分の着物や帯の話をして、それに合うものを
いくつか見立てていただける、こんな時間が至福。。。
楽しい豊かな時間をいただきました。

今回見立てていただいた中から、練色と古浅葱の二色を選びました。
練色はその場にあったので、そこで頂いて帰りました。
それがこちら。



白ともオフホワイトとも銀色とも言える、光沢のある素敵な色。
箱の中に入っている様がまたなんとも素敵。。。

練色。調べてみました。平安時代からの伝統色だとはこれまた素敵。

『わずかに黄色みがかった白、ごく薄い黄色に用いられます。繭を煮沸し、いくつかの繭から糸口を集めて生糸にします。それを巻き取ったのが繰糸(くりいと)で、空気に当たって酸化されると、表面がセリシンという膠(にかわ)質に覆われて硬くなるので、それを落とすために糸を精練します。石けんやソーダが無かった時代には、人間が手で練り上げて糸を柔らかく滑らかになるように仕上げていました。こうしてできたのが練糸で、その織物が練絹です。本来の練色は、練糸、練絹のように艶のある素材のままの色のことですが、漂白した絹を染めた練糸もあったようです。平安時代から使われてきた伝統色名で、現代では絹以外の布地にも色名として用いられます。』(きもの用語大全より)

古浅葱は在庫がなかったので、後日組んでいただいて送付いただくことに。
数週間かかるとのこと。
単衣の季節までにはお届けします、とおっしゃっていただけました。

またまた待つ楽しみ!






2016年4月26日火曜日

桜の帯

3月から4月にかけてのコーディネートは、
やはり桜。

この帯は、母から譲り受けたものです。
春が誕生月ということもあって、桜の意匠が好きです。


桜の感じもいいし、全体的な色合いが落ち着いていて
とても気持ちよくしめられる帯です。お気に入り。

このコーデで3、4月は過ごしました。
全体的に春めくコーデ。
この日は、一人で上野の美術館に行ったあと、
帯じめの道明に初めて行ってみたのでした。(それについてはまた後日)
あー、着物を着てお出かけって楽しい!

2016年4月25日月曜日

色無地の仕立て直し

着物のいいところと言えば、
祖母から孫へ3代、もしかしたらそれ以上着ることができるところ。

私の祖母もたくさん着物を持っていて、
それを着たい、と当然思う訳なのですが、
祖母と私の身長差、およそ20センチ。。。
それほどの差は、私の着付けのワザではなんともなりません。
しゅん😢

そこで、呉服屋さんに相談してみたところ、
ものによっては、それほど差があるとしても、
私サイズに仕立て直しが可能な場合があるとのこと。
まじですか!!

試しに、祖母の着物のうち、ぜひ着てみたいものを
厳選し、呉服屋さんに駆け込みました。
呉服屋さんいわく、
仕立てを丁寧にしてある着物は、反物の長さをあまり切らずに
仕立ててあるので、お直しがかなり可能。
でも、雑に作ってあったり、反物のサイズなどが昔と今とで違いすぎる場合には
お直し不可。

結果。。。

こちらの色無地はお直し可能となりました。

少し皺ってますが。
細かいお花が地模様になっていてかわいい。
これがあれば歌舞伎にも着物で行けるわー。

作業としては、まずほどいて洗い、色があせているところの色を直し、
そして、私サイズに縫い直す。。。
これも12月にお願いして、まだ出来上がっていない状態。
仕立て直しって案外大変ですが、
でも出来上がりが本当に楽しみです。

仕立て直し不可だったものは、サイズの問題もあれば、生地が傷みすぎている
問題などもあったりして、
羽織やかばん、草履の鼻緒など、色々な使い道があるかなーと
現在画策しています。

2016年4月24日日曜日

紅花紬で一人美術館デビュー

誂えた着物でお出かけしました。
初めて電車に乗って、お友達とランチ。
その後、一人で岡本太郎の展覧会に行きました!
一人で着物で美術館も初めて。
この日は、初めてづくしの楽しい一日でした。
着姿はこちら。



写真を撮ってくださった方から、
「お着物素敵です!で、でも、違和感しかない!」
と爆笑された写真。確かに。
隣の太陽の塔君の入学式、保護者、みたいになってますね。

この帯もまた、祖母のコレクションから。銅鏡の柄。
柄の出方から、いつもと逆方向での巻き方しないといけません。
関西巻っていうのかな?その練習にもなってよかったです。

長襦袢も紬と一緒に仕立てたのですが、そのときにつけていただいた半襟が
クリーム色で、素敵。色付き半襟に目覚めました。

2016年4月23日土曜日

ファーストお誂え&着物ってのんびり

着物周りのことって、インスタントではなく、スローなところが
また大好きです。
「楽しみを待つ」っていうことがもたらす喜びが
もうたまりません。

例えば、この着物。


私が初めて呉服屋さんとやり取りしてお誂えした着物です。
山形の紅花染め。少し暗く映ってしまっているけど、
光の具合によって、黄色っぽくも見えたり、ピンクにも見えたり
少し青っぽくも見えたり。自然のお花の色って本当に素敵。
いろんな色が入っている縦縞なので、帯コーデの幅も広がります。

そしてこれが私にとっての、ファーストお誂え体験!
これもまたわくわくしました。
待ってる時間が長くて楽しかった!
どのぐらいかというと、12月ぐらいからお誂えをお願いして、
出来上がったのは、2月。2ヶ月ぐらいかかっています。

その間じっとただ待っているかというとそうではなく、
袷の裏につける八掛の色をどうするか、とか
袂の長さをどうするか、とか、一つ一つ
呉服屋さんとやり取りしていたので、
その間も本当に楽しかった。。。

待つ時間もまた極上のエンターテイメント。
こうして着物ならではの楽しみにはまっていきます。。。



2016年4月22日金曜日

お正月のコーディネート

そんなこんなで、手持ちの紬で着付けを復習し、
近所を歩いてでかけるぐらいのことを
週に1度ぐらいする、という地味なキモノ活動をしていたのが
今年の年明け。

そのころ着ていたお正月のコーディネートはこんな感じでした。


着付けのポイント練習中のワンショットなので、
つっこみどころありすぎな着姿😓ですが、
注目してほしいのは帯!

椿のポイント柄で、これは亡くなった祖母が残したキモノコレクションから、
帯をいただいてきたもの。
祖母も着物が大好きで、いつ遊びに行ってもたいてい着物姿だったのを
覚えています。もっと私が早く着物に目覚めていたら
祖母からいろいろ教わることができたのに、と少し心残りです。

でも、その分、祖母の着物コレクションをひもといて一つ一つ
着物、帯、小物を見て行くと、
祖母がどういう好みだったのかが少しずつ分かって、
着物を通して祖母と改めて出会っているような、不思議な体験をします。
着物って、そういうことももたらしてくれるから
本当にすごい。。。

この紬とこの椿の帯は、お正月から2月初めぐらいまで
活躍した私の自慢のコーデでした。

2016年4月21日木曜日

七緒

着物の情報を得るためのつよーい味方。

キモノ雑誌はいくつかありますが、
まず最初に読み始めて、とても役に立って、今も役に立っているのが
七緒です。



毎回、特集がとても役に立ちます。
キモノを着る、知る、楽しむために
私が知りたいなーと思う情報が毎回満載で、
隅から隅まで結構くまなく読む事が多いです。

雑誌と連動したきものまわりのグッズ通販
行き届いていて、本当にいいものがちゃんとあるから
あれこれ探して失敗することが少ない気がします。
助かりますー。


2016年4月20日水曜日

カレンブロッソの草履

着物のお出かけに必須のものと言えば。

次に用意したのは、草履でした。


それまですでに持っていたのは、
少し礼装っぽい感じの光沢のある草履と、
浴衣に合わせた下駄。
どちらもなんとなく足が痛くなるので、
敬遠しがちでした。
歩きにくい、それもまた着物が遠ざかる大きな理由の一つに
充分なりうると思ったので、
ここは歩きやすい、足にぴったりの草履をゲットせねば!
とリサーチ。

カレンブロッソの草履が履きやすい優れものだと知り、
東京ミッドタウンのお店へレッツゴー。
それがこちら。こんなシンプルデザインの箱に。


こんな草履です。



オフホワイトで、
光沢のない感じのオールマイティなデザイン。
汚れにも強い素材で、
なんとソールは、一般的なスニーカーと同じ素材がつかわれているとかで、
とてもクッション性が高い。

とにかく歩きやすい!
これを履くようになって、近所だけでなく、
少し遠出もできるように。
まだ電車に乗るようになるのは少し先ですが、
うちから歩いて30分圏内の神社や美術館に
着物で行く練習を始めました。
色違いの台、鼻緒ももっと揃えたくなりますー。











2016年4月19日火曜日

ファースト紬

今は紬が好きです。
着物が着たい!と思い立ったとき、
実家にあるこの着物をまず持ってきました。
それがこちら。

少し光沢のある黄色の紬。
ところどころ十字の絣と、飛び模様のお花の絣。
20代のときに母が誂えてくれた
私のファースト紬。
着物のことなど何も知らない時代の私だったはずですが、
母にこの反物がいいと言ったあたり。
そのころから好みは織物だったのね〜。

これ、一度お正月に着て以来全く袖を通してなかった。
もったいない!再び日の目を見てよかった。
今見るととてもかわいい。
袷で、10月から5月いっぱい着られるはずのものですが、
透明感が低めなので、
11月末から2月初めぐらいに着るのが好みかなー。

この着物で再度着付けポイントレッスンを受けて、
少しずつ着る練習を始めた昨年の年末。
慣れるために、近所のスーパーやカフェから
まずはお出かけを始めました。
帯合わせについてはまた追々。

2016年4月18日月曜日

着物について目指すこと

20代に一通り着付けを学んだけど、
まだ今みたいな熱はなく、また出かける機会もなかったので
友人の結婚式に礼装を着たり、浴衣をひと夏に2度ぐらい着る程度の
着物との関係が続いていました。
でもずっといつかは着物をもっと身近に、という願いはあり、
去年の10月ぐらいからふつふつと再燃。
歌舞伎を見に行き始めたのもあるし、
仲良しの友人が着物にはまり始めたのもあったし
今やらないでいつやるの、というワクワク感に動かされてきた感じです。

当面の私の着物の楽しみは、
着物に関することを少しずつステップアップしていくこと。
目標としているのは、
着物でいろんなところに気軽におでかけできるようになること、
そしてそういう生活スタイルになっていくことです。

今は、自分が本当に気に入った着物を少しずつ誂えながら
着物についての色々なことを勉強中。
呉服屋さんとのやりとりや、それぞれの着物の特徴、
長襦袢や帯、帯揚げ、帯締め、着付け小物などの
情報を少しずつ得ていくこと。

一つ着物を作るのに、数ヶ月かかるので、その間を待っているのが
本当に楽しくて、着物生活はのんびりスローペース。
既製品やリサイクルを買っていろんな着物をたくさん持つのも楽しいかもと
思いつつ、今はまだそちらの楽しみには開眼していません。

その体験を振り返りつつ、また少しずつ着物のことを書いていきますー。


2016年4月17日日曜日

ブログ始めます

着物をもっと着たい。

そう思ったのにはきっと色々なことが重なったのだと思うけど、
理由はともあれ、着物熱がずいぶんと高まってきて、
着物のことをもっと知りたいし、もっと着たいし、
着物をもっと着る場所を開拓したいし、仲間も増やしたい、
和の文化にももっと触れたい
などなど、着物にまつわるあれこれから
最近、興味関心の世界が広がってきていて。それもまた楽し。

そんなこんなをあれこれ綴っていって、
自分と着物の関わりをもっと深めていけたらと思っています。
私の着物姿を見ると、いいなーという友人/知人が多いので、
きっともっとみんな着物が着たいんですよね。

私もまったく何も知らずに、ただただ自分の関心にまかせて
着物の世界に足を一歩ずつ進めているだけなので、
仲間が増えたら本当に嬉しい。
そして、着物の世界がもっと身近なものになっていけたら、
そんな思いもこめつつ、スタートします。