2016年6月7日火曜日

祖母の色無地:後日談

祖母の色無地をお仕立て直ししたことは
もう書いた通りですが、
着物の下前のところに、
梅の花の絵がワンポイント、そして印鑑とサインみたいなのが
書かれていたので、
これはなんぞや?と思い、呉服屋さんに聞いてみました。
それがこちら。これ自体すごくかわいい。

これは、花押(かおう)というものらしく、
着物を作った作家が、自分の作品だよーっていうことを
記したものだとか。

調べたところ、
祖母の着物は、甲斐泰造という方の作品のようでした。

呉服屋さんによると、
その方は、昭和に活躍された螺鈿作家ということで、
確かによく見ると、花押の梅の花びらは、螺鈿でできていました。なるほどー。
そして、良い作品をたくさん残されているとのことでした。

こうして3代にわたって、残る着物は、やはりいい着物なのですね。
と呉服屋さんとしみじみ話したことでした〜。

大事に大事に着よう、と私に感じさせたのは、
やはり、いい作品だったからなのかもしれません。。。

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