2017年9月30日土曜日

上方舞お稽古(鶴亀3回目):単で楽しく

単まっさかりの季節になりかけたか、と思った途端、
もう10月が目前?!
10月が単の季節になってきてるのかしらー???

更衣が楽しくなってくるそんな季節の中、
こちらも楽しい鶴亀のお稽古。
キリッと、でも女性らしさもある華やかな舞で
楽しいです。

着姿はこちら。


牛首紬の単に、鳥の柄の帯。
初おろしのカラフルな帯締めでちょっとウキウキ気分を出してみましたが
もう少しシックにまとめた方が良かったかな?
まあいろいろとお試しお試し。

鶴亀の振り付けがまだ半分ちょいぐらいですが、
ここまでの振りは、前回の芦刈と比べると
前へ前へ出る感じ。地唄と長唄の雰囲気の違いは、曲調だけでなく、
振りにも表れている気がします。
すごくぐるぐる回るし、扇子の使い方もくるくると回る。
回るのっておめでたさが出ますねー。
フィギュアスケートでも、回ってピタッと決まると、
わーっと盛り上がりますものね!

じんわりうれしいこともあったりした
この日のお稽古。
いただいた言葉を胸に、
地道に楽しく学び続けよう〜と思った1日でした。

2017年9月22日金曜日

歌舞伎とコンサート

9月になりたての平日。
1日のうちに、二つも楽しい予定が!
珍しくそんなワクワクな日の着姿はこちら。


夏の名残を惜しんで、涼しげな色合いの単に、透かしの羽織。

歌舞伎の幕見、そして弦楽4重奏のコンサートに行きました。
歌舞伎もコンサートも楽しくて、
平日にこんな予定で、ひょっこり着物を着てお出かけできたのが
幸せー。
雨の1日でしたが、迷わず着物で。

この単も着納めだわねー。

2017年9月8日金曜日

文楽鑑賞。今秋初めての単で。

国立劇場で、文楽を鑑賞してきました。





鑑賞したのは、1部の「生写朝顔話」。
文楽はほんとうにまだまだ楽しみ方を模索している感じ。
もっと色々知っていきたい!楽しみたい!と思っています。
文楽は見るところがたっくさんあって、奥が深い!

今のところは、吉田簑助さんの人形の動きに自分が惹かれているのは
はっきりとわかります。
それから、義太夫と三味線の好きな感じはこれまであまりわかりませんでしたが、
今回、嶋田宿笑い薬の段の、
豊竹咲太夫さんと鶴澤燕三さんの義太夫と三味線がすごく
かっこよかった!と感じました。

そしてもちろん吉田簑助さんによる「朝顔」は、
うっとりする細やかな表現。。。舞に通じるものがあると思います。
これまで人形しか見てなかったけど、
頭の部分を動かしている人間と人形の両方を視界にぼんやり入れて鑑賞するのも
面白い!と感じました。
昔、結城座の人形劇が好きだったけど、
人形を動かす人間も演じていたっけなあ。

とざいとーざーい、っていう口上も独特で面白い。
文楽の楽しみ、これからも見つけます!

今日の着姿は、今秋初の単。


国立劇場を出た後、
花緑師匠の落語のチケットを受け取りに、
小苦楽へ。あんみつもいただいて大満足!の1日でした〜。

秋の楽しみが始まったぞー!!

2017年9月4日月曜日

上方舞自主練:鶴亀

最近の上方舞自主練は、基本的にゆかた姿です。
こんな感じ。


あるいはこんな感じ。


この二つの浴衣を洗濯しながら交互に使っています。
浴衣を着るとしゃんとするのでお稽古にも身が入ります。
お稽古の後、洋服に着替えて出かけると
どこか心もとない気分になります。
姿勢もまっすぐになりにくい。
着物って、身も心も安心な守られた感じになるから好きだなーとしみじみ。

鶴亀の最初の出だしのところをお稽古していますが、
少しずつ歌詞が聞こえて来るまでにはなりました。

鶴亀

千代のためしの数々に 何をひかまし姫小松 
齢に比ふ丹頂の 鶴も羽袖をたをやかに 
千代をかさねて舞遊ぶ みぎりにしげる呉竹の 
みどりの亀の 幾万代も池水に 棲めるも安き君が代を 
仰ぎ奏でて鶴と亀 齢を授け奉れば
君も御感の余りにや 舞楽を奏して舞ひたまふ