2016年6月29日水曜日

花緑さんの落語

またもまたも、花緑さんの落語を着物で聞きに行きました。
もう自分のことを、花緑ファンと呼ぼう。あるいは追っかけ。
今日もとても面白く、いい夜でした〜。
夜に着物を着て一人で出かけるっていうのも初。
花緑さんのニコニコパワフルな落語で、
本当に幸せな時間を過ごしました。

演目は、鮑のし、天狗裁き、親子酒、刀屋。

この前の独演会の花緑ごのみでも、鮑のしと親子酒をやったので
二度目だったけど、やはり面白いし、時々アドリブが入るのが
ライブ感があっていい!
天狗裁き、すっごく面白かった。単純なお話だけど、
演じ分けの芸がすごい。目の前に登場人物が次々と本当に目に浮かぶ。
花緑さんの演じる人はなんかみんなあったかくていいんだよなー。
思い出しただけでニマニマします。

そして、なんと、今日の私は超ラッキー。
帰ろうとして、演目を見ていたら、なんとロビーに花緑さんが!
ススーっとそばにいらしていたので、あまりに自然でびっくりしていたら
握手をしてくださいました!嬉しすぎる〜。

そんなラッキーガール(?)な私の着姿はこちらです。


いつもの大島単衣に、朝顔の麻の染め帯を下ろしました。
涼しげ。
本当は落語だし、気楽に浴衣にしようかと思っていましたが、
雨だったし、下駄の爪皮はまだ持ってないし、というので、
こちらの着姿になりました。
きっとこの着物がラッキーを呼んでくれたんだわ〜。



2016年6月28日火曜日

文楽を見たい!:三浦しをんの本

着物を着てお出かけすると楽しそうな場所を
常に開拓中です。

その一つ、文楽。
まだ一度も見たことがなく、関心も歌舞伎より低く、
知識も全然なかったのですが、
この度、火がつき、必ずや鑑ん!と決意しました。

それはこの本を読んだから。


三浦しをんさんの「あやつられ文楽鑑賞」
全くの文楽素人だった三浦さんが、いかにしてこの世界にはまっていったか
をレポートしながら、文楽のポイントがとてもよくわかる面白い本でした。
久しぶりに夢中になって読んだわー。

この本に紹介されている「忠臣蔵」と「女殺油地獄」の面白そうなこと言ったら!
特に女殺の方は、とてつもなく面白そう。
歌舞伎だったら染五郎に演じてほしい!と思って調べたら、すでに演じ済み。
そして、片岡仁左衛門の当たり役。さもありなんー。
夏は東京では公演がないので、秋以降に必ず行きます!





2016年6月26日日曜日

浴衣でビアガーデン

仕事がひと段落ついて、前々から楽しみにしていた
ビアガーデン。毎年1度は行く、夏の恒例行事です。

暑い昼が過ぎて、夕涼みをしながら飲むビールって
なんて平和な気分にさせてくれるんでしょ。

恒例行事ではありますが、今年は、初めて浴衣で
行ってみることにしました。

これがいい!!
夏気分が盛り上がるし、
いつもよりものんびり感が増します。
周りの人もいいわねーって目線。
ビールやお食事を運んでくる店員さんにも、
「浴衣、いいですね!」と言われて少し話したりとか。

これは癖になりそう〜。
そんなビアガーデン着姿はこちら。


丸屋さんの下駄も下ろしました。
いつも着ていた浴衣ですが、
前よりも、格段に早くきれいに着れるようになっているのも
わかって嬉しかったー。

夏はこんな風に、いろんなところへ着物で
たくさんお出かけする予定ですー。楽しみ楽しみ。

2016年6月24日金曜日

防虫香はこれが好き

梅雨ですねー。じめじめ。
じめじめ対策、皆さんどうなさっているかしら?

ウォークインクローゼットの中の空気を
常にサーキュレーターで循環させているのですが、
それでも湿気っぽい匂いがこもりがち。

いい匂いをいつもさせておきたいし、
着物を着たときにふんわりといい香りがするのが好き。

なので、防虫香を色々と試し、これに落ち着いています。


松榮堂さんの誰が袖みやこ。
華やかでいて優しい香り。大好きです。
防虫香としてでなくてもアロマ的に楽しめるほど。

あとは、ムシューダとミセスロイドも併用。
他の防虫剤と一緒に使えます、とのことだったのでそのように。
だいたいがめんどくさがりの私ですが、
着物だけは、お手入れするのもぜんぜん面倒じゃないわ〜。


2016年6月21日火曜日

夏のバッグ:くるみ

夏のお出かけを楽しくする着物に合うバッグを
ずっと探していました。

井澤屋さんの夏用バッグにも惹かれましたが、
やはり籠バッグにときめきます。
小千谷縮や浴衣の着姿にはやはりカジュアルバッグかなと。

ようやく見つけました!
こちら。


可愛いです。
花想容さんに置いてあったものに、目が釘付け。
通常のくるみや山ぶどうの籠バッグより比較的リーズナブル。
聞けば、日本製ではないとのこと。
手作りの日本のものにはかなわないだろうけど
私には充分でした。修理もちゃんとしていただけるとのことで安心。
これに浴衣に下駄に。。。と考えるだけでにまにま。どんどん使おう。

籠バッグの魅力は、使えば使うほど、色合いに味わいが増して
ツヤが出てくるところ。
そういうのが本当に大好きです。
夏も、スローな楽しみ追求しますー。

2016年6月19日日曜日

浴衣:花想容さん

前にお願いしていた浴衣ができてきました。
唐草の模様なのかな。ぐるぐるしていて可愛いです。

これを着てどこにお出かけしよう?と考えるのが楽しみ。


落語かな。花火かな。ビアガーデンかな。ムフフ。

この前、谷崎潤一郎の美術展にも、浴衣に襦袢で博多織の名古屋帯姿の
人もいたなあ。
気軽にどこでも着て行って、家で洗えるから
夏の着物として、浴衣もありだと思います!

2016年6月17日金曜日

谷崎潤一郎文学の着物を見る:弥生美術館

先日、6月歌舞伎で染五郎さんの碇知盛で泣きました。
歌舞伎の平家関係のお話し、好きだわー。
そして、染五郎さんの知盛も迫力があって、良かったと思う!

でも、雨だったので、着物を着ていけず、
歌舞伎着物デビューはしばしおあずけとなりました。。。

それもあって、着物着てお出かけしたい熱は収まらず、
平日にもかかわらず、晴れ間を狙って、着物で美術館へゴー!

着物を着るようになると、日本文学が面白くなる、と
前に書きました。
まさにそのような展示を見てきました。
弥生美術館での催し。
谷崎潤一郎の文学で描かれている着物をそのまま
再現している展示。
素晴らしかったです!
またもう一度じっくりと読み返してみたくなります。

見に来ている人の着物率も高く、安心の雰囲気。
着物を着ている人が多いと楽しいな。

併設のカフェで夢二ブレンドのアイスコーヒーをいただきました。

今日の着姿@カフェ。


岡重さんの帯を下ろしました。やはり美しい帯。。。
ペパーミントの単衣の大島と、この上には単衣の黒羽織。
アンティークの着物は持っていないので、
帯と羽織だけでも、私なりに谷崎潤一郎っぽさを感じる装いのつもり。
膝にはお気に入りの手ぬぐいです。

アンティークの着物も素敵だな😍、と感じたひと時でした。



2016年6月15日水曜日

和裁に向けて

和裁を習いたくて習いたくて。
まずは道具から、ということで、
今はまだ半襟つけぐらいしかしませんが、
気分の上がる道具を揃え始めました。

道具箱はこちら。

懐かしくかわいい雰囲気💓

開けたところ。

針山がもともと付いていて、二段になっています。
小さい割にたくさん収納できそうな雰囲気。
指ぬきと、針も買いました。

そしてかわいいのがこちら。

和裁用待ち針!
ガラスの玉が付いていて、繊細。。。
これで半襟つけが楽しくなります〜。
いずれも、京都みすやさんのネット通販で買えますよー。

2016年6月13日月曜日

麻の帯:朝顔柄

麻の帯を初めて仕立てました。
夏の帯を全く持っていなくて、先日仕立てた絽の帯に次いで、
夏帯、二つ目です。

夏も着物を着る機会が結構ありそうだし、
麻の素材も元々好きなので、いいのあるかなーと
探していたところ、こちらに一目惚れです。


か、かわいい。。。朝顔っていう柄もいいし、
格子の間から朝顔が見えている感じも、涼しげでたまりません。
ずーっと飾って見ていたいほど。
夏の着物周りって本当に好み。

桐山紫香の作だそうです。
麻の染め名古屋帯。朝顔柄。
お茶席とかでなければ、6月から締めても大丈夫だし、
7月、8月はもちろんのこと。
ああ夏が待ち遠しいなあ。

2016年6月11日土曜日

きものが汚れた!!

先日、単衣を解禁の日、実は初めておろした大事な結城紬を
汚してしまっていたのです!

あまりのショックに、悉皆屋さんに頼んで、
解決してからブログに書こう、と思い、温めていたネタ。

こんな風に派手に汚してしまいました。


どうですか。なかなかショッキングな画像でございます。
お出かけの際中は、全く気付かず、
家に帰って、衣紋にかけた瞬間、
「なんじゃこれは〜!!」。悲鳴をあげました。
即座に、なんでも相談役の呉服屋さんにメール!
「何の汚れかぜんぜんわかりません!どどどうしましょう!」と慌てる私に、
夜にもかかわらず、すぐにメールの返事をくださって、
「たぶん、どんな汚れでも大丈夫ですよ。明日すぐ送ってください。
悉皆屋さんにお願いします。」
という冷静な落ち着いたお言葉。安心して、ぐっすり眠れました。

そして、その顛末。
先ほど、悉皆屋さんから結城紬が戻ってきました。
まさに1ヶ月かかりましたが、お見事!跡形もなく、消えています。


すごいなあー。
呉服屋さん曰く、機械の油的な汚れのようなので、
考えられるのは、
エスカレーター、電車の中、スーツケースやキャリーバッグの車輪などなど…。

うわー、どれも都会ではありがちな汚れ!
この出来事以降、エスカレーターでは、前側に立つようになり、
電車の中ではどこかに裾をこすったりしないように気をつけ、
誰かがスーツケースやキャリーバッグを持っている時には
ぶつからないように気をつけるようになりました。
あ、あと椅子への座り方も。
上前を少し引っ張って、裾をすぼめて
座るのって本当に大事。

それにしても、悉皆屋さんって本当に頼りになるわー。
どんなことがあっても、大抵大丈夫、といういい経験になりました!

2016年6月9日木曜日

近所の神社の例大祭に

お神輿が出るというので、
近所の神社の例大祭にぶらりと行きました。
その時の着姿はこちら。

子どもを抱っこできるように、汚れても大丈夫な
セオアルファの単衣で。帯は半幅帯。
いつもよりも、襟の合わせ方を浅めに、涼しげにしてみました。

そして、履いたのは長谷川商店さんの下駄。
足袋を履いて、下駄を履くのも初めてだし、
芳町の下駄でガシガシ歩くのも初めて。
この下駄、すごく歩きやすく、草履よりも疲れない。
軽くて、歩きやすくて、とってもいいです。
下駄、はまりそう!
家に帰って、下駄の底を見たら、ちゃんと前歯の前の部分が減っていました。
正しく歩けていたっていうことかな。

2016年6月7日火曜日

祖母の色無地:後日談

祖母の色無地をお仕立て直ししたことは
もう書いた通りですが、
着物の下前のところに、
梅の花の絵がワンポイント、そして印鑑とサインみたいなのが
書かれていたので、
これはなんぞや?と思い、呉服屋さんに聞いてみました。
それがこちら。これ自体すごくかわいい。

これは、花押(かおう)というものらしく、
着物を作った作家が、自分の作品だよーっていうことを
記したものだとか。

調べたところ、
祖母の着物は、甲斐泰造という方の作品のようでした。

呉服屋さんによると、
その方は、昭和に活躍された螺鈿作家ということで、
確かによく見ると、花押の梅の花びらは、螺鈿でできていました。なるほどー。
そして、良い作品をたくさん残されているとのことでした。

こうして3代にわたって、残る着物は、やはりいい着物なのですね。
と呉服屋さんとしみじみ話したことでした〜。

大事に大事に着よう、と私に感じさせたのは、
やはり、いい作品だったからなのかもしれません。。。

2016年6月5日日曜日

上野美術館&浅草下駄:羽織の着方

先日お休みの日のコーデ。


これで上野の美術館に行きつつ、
浅草長谷川商店さんに下駄を取りに行きました。
最近、東京の東方面のお出かけが多い。

ところで、羽織を初めて羽織っているわけですが、
知らなかった!
襟の後ろを外側に半分折って、羽織紐のついてるところは
ペロンって裏っかえして着るものだったとは!

そのまま普通にカーディガンみたいに羽織って出かけるところ
だったよう。知らないことが多くて、着物ってほんと面白い。

2016年6月3日金曜日

セカンド下駄

私のふたつ目の下駄です。
浅草雷門近くの長谷川商店さんで選びました。


長谷川商店さんはかなりの人気店なので、
選んですぐその場ですげてはもらえず、
順番待ち。1ヶ月ほど待ちました。

急いでいる時は、その場ですぐにすげてくださる
品川の丸屋さんにお願いするかなーと思いましたが、
履き心地はこれから試してみて、またレポートします。

これは、紬などの着物に、白足袋で履くための下駄。
試しに着物を着て履いてみたけど、かっこいい!!!

憧れの粋な姿になりますー。早くこれでお出かけしたいー❤️