2016年10月31日月曜日

上方舞。高砂を通して:紅花紬で。

月に2回の上方舞のお稽古。とっても楽しみにしています。
秋らしく、紅花紬に合わせて、
母から譲り受けた紅葉の帯を初めて締めてお稽古に出かけました。
考えてみたら、秋に着物を着るのは初めてなのよねー。
この帯、すごく短くて、お太鼓が崩れてしまうのでは、と
ヒヤヒヤしながらでしたが、まあなんとか無事に
お稽古できました。足元も下駄で、紬に下駄といういい組み合わせ。


着物はもちろん袷ですが、長襦袢は単のまま。
外ではさすがにひんやりしましたが、
お稽古中はこれぐらいがちょうどいいのでした。

今日は、高砂を最後まで通して振りを付けていただきました。
高砂は、本当に能らしさがそこここにあります。
振りがきまれば、かっこいい。
次は、細かいところを直していただきます。
能らしさを目指して頑張ろう!

そして、大阪の、はるの会に出させていただけることになり、
高砂の次はその曲を勉強いたします!
ありがたいことです!楽しみ〜。わくわく。

2016年10月29日土曜日

帯締めを新しく:青朽葉の冠組

これまで、帯締めでヘビロテだったのは、
練色という、オフホワイトのような、クリーム色のような、白い帯締め。
それと濃いエメラルドグリーンのような色。
薄い色と濃い色は大体この2色で事足りておりました。

もう少しオシャレを楽しみたくなり、
次はどんな色が欲しいかな、と探していたところ。
道明さんからご案内いただいたのが、ドンピシャ。


青朽葉という色で冠組(これが締めやすい!)です。
色名の説明書きには、平安時代から愛用されている色で、
枕草子では夏にふさわしい清々しい色と書いてあり、
濃い紫系や紺系にすれば、華やかになり、
白茶や茶系には落ち着いた雰囲気になるとのこと。
私の持っている帯にもとても合いそうで、楽しみー。

2016年10月27日木曜日

静月会:茶の色無地で

地唄舞を鑑賞できる希少な機会を体験しました。
はあ。。。
一晩たち、まさに非日常の異空間に行ってきたような。
そんな時間でした。
芸能ってすごい。


鐘ヶ岬は、以前見た市川ぼたんさんの踊りとは
やはり違いました。市川ぼたんさんの方が切なく儚げ。
若静紀師匠の方が、より怖いところと悲しそうな所の
メリハリがはっきりとしていたような。
そのあとの珠取海女もすごかった。緩急。
二つの演目を見たことで、舞の表現の細やかな豊かさに触れ、
泣きそうに。
そのあとの浄瑠璃も、大変に引き込まれました。

今日は今シーズン、初袷。
仕立てたばかりの色無地を下ろしました。


可愛い!帯次第で華やかにもなりそうな、光沢のある茶系。
柔らかものを身につけていると、気持ち良い〜。
この帯と着物は、花想容さんで糸川さんに夏にお見立てしていただいたもの。
素敵。

陰紋も背中に入れました。揚羽の蝶。


ちなみに、今日の会場の入り口。
こんな場所が都心にあるなんて。


開始前には、1階の鶴屋吉信でほっこりコース。


とても楽しいだけでなく、学びの多い宵でした。
こんな素敵な会を催してくださった先生方、
門人の諸先輩がたに感謝でした。。。

2016年10月26日水曜日

祖母の帯留

帯留は自分では一つも持っていません。
この度、母が、祖母に贈った帯留を見つけ、
私に譲ってくれました。
とってもとっても素敵な帯留です。


宝石!どこにしていけるだろうかなー。
わくわくします。

帯留めのための帯締めも持っていなかったので、
東三季さんに帯留め持参で、求めました。


上ははんなり気分のとき、
下はしゃきっとかっこいい気分のとき。

初の帯留めスタイル、楽しみです!

2016年10月21日金曜日

仮名手本忠臣蔵@国立劇場

国立劇場で、仮名手本忠臣蔵通し狂言を10月、11月、12月の
3ヶ月をかけて全て上演するという試み。
その10月の公演に行ってきました。
仮名手本忠臣蔵を見るのは初めて。歌舞伎で通し狂言を見るのも初めてで、
楽しみいっぱい。



今回は、花道のすぐそばの席を取ったので、それも楽しみでした。
花道上の幸四郎、どどど迫力!さすがです。ゾワゾワっとしました。

で、見た感想。忠臣蔵、好きだわー。かっこいいし、人間模様や心情表現がいい。
まだ第1部だけの段階で、これから先の結末知っているけど、
すっごく楽しみ。
どうなるんだ!大星由良之助!
演技が素晴らしいのもあって、引き込まれました。
どん底からの家臣たちの心持ち、これからが本当に気になります。
11月、12月も楽しみですー。

今日の着姿。
10月も15日を境に、袷の人が多い中、
今日も私は単の着物に単の羽織。
最高気温25度だとやはりこの着姿がちょうどいい。
おそらく今日、私が見た中では、劇場内で単は私一人だったけど、
ぜんぜん気にしない〜。心地いいのが一番。通し狂言長丁場だし!
とはいえ、もうそろそろ着納めかなあ。


この帯締めにはまってます。深いエメラルドグリーンって使える色。
濃い色の帯揚げも好き。これは、アトリエシムラで染めていただいた
玉ねぎ染めのショールを帯揚げ代わりに使ってみました。
この色も使いやすくて良い!帯締めや帯揚げをもう少し揃えたいな。
あ、そうそう。
今日の着付けの所要時間、25分でした。30分を切った!
最短記録です。着付けの一つ上のレベルに行った感あり。
少しずつ着慣れてきていて、嬉しい。

2016年10月19日水曜日

上方舞:高砂や〜の半分まで。

上方舞のお稽古、月に2回、楽しみにしています。
少し間が空いてしまったのですが、
高砂やーのお稽古、まだまだ半分ぐらいまでです。

今日は、お稽古場に取材があったりして、
初めての体験にワクワク。
楽しかったですー。

お師匠先生と一緒にポーズをとらせていただき、
そのポーズを先生に直していただいたりして、
取材の中でも、舞の学びがたくさんあって、本当にありがたい体験でした。

今日の着姿。
10月とはいえ、やはり単をまだ着たい私です。
単で、黒の透かし羽織が本当にちょうどいい。
これに下駄で楽しい着物姿でした。
着物が楽しい季節になってきましたね!この秋はたくさん着物を着るぞー。


2016年10月4日火曜日

花緑師匠、市馬師匠、2人会

花緑師匠の追っかけです。
2人会、行ってまいりました。花緑さんだけの会じゃないのに
行くのは初めてですー。

花緑師匠は、紺屋高尾。大好きな演目なので、
「江戸時代のロマンス。高嶺の花。」とまくらで話し始めた
とたん、ワクワク!聞けば聞くほど、ラストに泣けますー。

そして、市馬師匠は、寝床。超有名な話ですが、
高座で聞くのは初めてでした。

うん。やはり落語はいいねー。

そんな今日の着姿です。


10月ですが、袷なんてとてもとても。
単の結城紬に、単の長襦袢。襟は塩瀬にしました。
帯は先日の歌舞伎と同じく、織りの鳥と花の帯。かわいい。
落語なので、ポップな帯締めでカジュアルにまとめました。
足元はもちろん下駄でー。
こういう着姿も大好きです!