2017年4月16日日曜日

上方舞:新曲のお稽古

はるの会のあと、初めてのお稽古でした。
気合が入ります!

早速、夏のゆかた会に向けて新曲の振り写しが始まりました。
今回師匠に選んでいただいた曲は、

「芦刈」

地唄らしく、ゆっくりと、しっとりと舞う曲です。
まだ最初だけですが、女性らしい振りもたくさんあり、
能からの曲ということで、能らしい凛としたところもあります。
素敵。。。

歌詞は、

我れは恋には狂はねど、恋といふ字に迷ふゆゑ、
さりとては白鷺の、とどまれ止まれと、
招く手風に行き過ぎて、またも催す浜風に、
芦も騒だつ機の波、 松風こそはざざんざ


なんだかのっけから、恋には狂わないけど、恋という字に迷うって。
すでに恋に翻弄されている感じ。。。
いいねえ。
いい形で舞えるように、心を込めてお稽古しよう。

はるの会以来、着物を久しぶりに着ました。
20度越えの声も聞いたので、襦袢は単衣用の爽竹で。
もう袷も着納めかな。次からは単衣で。
今日の着姿はシンプルにして、全体的に涼やかに。


この写真ではそうでもないけど、この上に大島の黒い透け羽織を
羽織って出かけようとしたら、
法事。。。?て感じ満載になったので、
帯締めを青朽葉色に変えて、足元を下駄にして、カジュアルな感じに
変更ー。

この前の舞台以来、特に何もしていませんが、
着物愛がさらに深まり、着物が一層身近になった気がします。
着るのが楽しくて仕方ありませ〜ん!


2017年4月12日水曜日

はるの会本番!

少し前のことになりますが、
舞のお浚い会、はるの会本番を終えました!
何もかも初めてづくしで、とっても勉強になり、
何より楽しい1日を過ごして、夢のようでした〜。

当日までは、化粧の事や衣装のことの方が、
振りのことよりも気になり、そわそわそわそわ。
いや、もっと言うと、化粧を普段あまりしないので、
化粧の事が一番心配だったかな。。。

当日は、心配だった雨も上がり、暑くもなく寒くもなく。
楽屋でのお支度からして、まず楽しい。
お支度中の師匠にご挨拶をして、
テンションがじわじわ上がります。
みんなで着物を着せっこしたり、
衣装の最終チェックをしたり、場当たりしたり。
ワイワイ喋ったり。
すでに楽しい。。。

そして、自分の出番までは緊張マックス!でしたが、
舞台に上がったら、師匠が舞台袖にいらっしゃるのが
いちばんに目に入り、その落ち着いた佇まいを見て
大丈夫、とゆっくりと深呼吸して舞うことができました。
結果、すごくすごく楽しかったです!!!

自分の出番の後は、先輩方の舞ひとつひとつから
学ぶことがあり、充実した時間。
じわじわと胸にくるものがあり、
最後の師匠の舞には、もう異次元に行ってしまう心地。
あまりのことに感動して、涙がじわーー。

今回の初舞台に立たせていただいたことで、
さらにお稽古、精進しよう、と思いました。
こんなにすごい場にいさせていただけたことへの感謝。
曰く言い難い体験をさせていただいていることへの感謝。
出会うご縁をいただいたことへの感謝。
すべて、お稽古をすることに気持ちが向かいます。
ふつふつと燃える。。。

着物も楽しい、舞も楽しい。ますます時間が必要だわ。。

そんな初舞台の着姿。出番前に楽屋で。
やはりホテルで着たので、どこかぎこちない着姿になってしまいましたが、
まあ許容範囲。。。
この付け下げ、大好き。
帯締めは、自分では茜染のピンクを予定していましたが、
最後の最後に師匠に、ピリッとコントラストがあった方がいい、と
教えていただき、こちらを選んでいただきました。確かに!


2017年4月2日日曜日

みをつくし料理帖

最近はまっている本。
みをつくし料理帖シリーズ:高田郁


時代小説ってぜんぜん読んだことありませんでしたが、
上方の料理を江戸で出す料理人の話、というのに魅かれて
読み始めたら、これが面白い。

シリーズ4巻目まで読んでいますが、ますます面白い。
歌舞伎で見てきた世話物の役者の、江戸っ子らしい立ち居振る舞いが
目に浮かび、浪士風の小松原様がかっこいい。

料理の描写も毎回毎回とても良くて、
きゅうりに一工夫した「忍び瓜」を早速作ってみたりして。
料理に名前つけるのっていいなあ、と思いました。

5月には黒木華さん主演でドラマ化されるそうだし、
そちらも着物姿がたくさん出てくるだろうなーと楽しみです!
時代物っていい!