2017年12月31日日曜日

職場の忘年会だって着物で!:べに花で明るく。

忘年会2017。
続けて職場の忘年会もありました。
これまで、職場関係の人との集まりで着物を着たことは皆無でした。
機会がなかったし、なんとなく、気後れ。
でも、今年はもういいかなーという直感が。
ようやく着物が自分にぴったりきているのですね、おそらく。

そんな初職場忘年会の着姿はこちら。


明るい色目のものにしたかったので、紅花染の紬。
そして椿の帯。これなら洋服の中でも地味になりすぎず、
気軽な気分で居られると思い、チョイス。
これに下駄で。
みなさんにも喜んでいただき、
着物きたーい、下駄風情あっていいー!
という女子の皆さんの声も聞くことができて、大満足。
という着物2017着納めの日。

来年はもっともっと色んな場所で着物を着て、
着物普及活動をするぞー!
着物好きの方々とつながるぞー!
今年もたくさん着物を着ました。
来年もよろしくお願いしまーす。

2017年12月30日土曜日

今年最後のお稽古。そして静紀会忘年会!

今年最後の舞のお稽古でした。
熱心にご指導してくださる師匠への感謝と
来年に向けての思いをお伝えする大事な日。

そしていつも楽しいお稽古場にしてくださっている
同門の皆さんへの感謝と一緒にまた頑張りましょう〜の
忘年会。

とてもいい1日でした。
忘年会も楽しかったー。
大人になって、あれほどくつろげる場を見つけることになるとは。
本当にご縁に感謝です。

そんな大事な日は、祖母の色無地で。


桜で染めた帯揚げ。アトリエシムラさんのこちらの帯揚げも
4月生まれの私にとっては、思いのあるもの。
大好きなコーディネートです。


2017年12月27日水曜日

舞のお稽古:鶴亀を通して

地唄舞のお稽古、いつもいつも発見があり、楽しいです。
そのたび、師匠の偉大さにふれて、奥が深い舞の世界をますます知りたくなります。

鶴亀を通しで何度もお稽古していただいているのですが、
足の使い方、全体をゆったりとじんわりと舞うこと、
扇の持ち方、そして構え。
細かいことがもちろんたくさんですが、一つ一つを師匠の言う通りにしながら、
お稽古している中で、
今回、初めて体験した感覚がありました。
常々、振りを一つ一つしている、という感じと
舞そのものに自分がなっている、というのの違いがあるのだろうなと
うすぼんやりと感じていましたが、
今回、お稽古中に「自分」という感覚がまるでなくなって
振りの順番などもまるで頭で考えておらず、
ただただ、目の前の師匠の舞と鏡のように一緒になっている瞬間がありました。
自分の扇と師匠の扇だけが動いている、とも言えるような。
うまく言葉では言えませんが、すっごく集中しているときに
ひょっとしたら、そういう舞ができる瞬間があるのかもしれません。

忘れられない体験でした。

以前はまっていた格闘技「ジークンドー」の始祖、ブルースリーの
考えるな、感じろの境地に近いのか?
ジークンドーの練習中も、木人でひとつひとつの型をやっているときに
順番を覚えているというよりも、力をいれるところ、力を抜くところの体の感覚が
すべて決まると、自然とその流れの動きになって気持ちよかったのを思い出しました。
武術と舞はやはり似ているなー、おもしろいなーと感じる今日このごろです。

そんなお稽古の着姿はこちら。


暖かい紬。でも、お稽古の時には下着を工夫しないと
結城紬は暑すぎた!!


2017年12月23日土曜日

久々のおけいこ&事始め:地唄舞をお気に入りの紬で

今月初めの舞のおけいこ。
諸々あって、久々のおけいこにウキウキして出かけました。

事始めという習わしに沿って、この時期来年のおけいこに使う扇も
いただけます。
扇、最高に可愛いです!

山村流の扇は本来は少し小さめなのですが、
来年のものは、一般的な大きさで、舞台映えもするとか。
小さめの扇で一年おけいこしてきた私としては、
重っ!大きっ!
と感じて、要返しなど(扇をぐるっと持ち変える技)が
よっこらしょとなってしまいます。
扇は舞にとって命なので、お友達になれるよう触りまくります笑!

鶴亀のおけいこは、振り写しも終わり、
細かい形を一つ一つ丁寧にご指導いただいています。
ここからが面白いところです。延々とやっていられる。。。
今回からは録画ではなく、録音でお稽古のおさらいをしてみています。
なんとなくいい感じ。
お稽古中、師匠の舞をすごい集中力で見ることにつながり、
言われていることを、お稽古中、どれだけ聴き漏らしているか!を痛感しています。

今日の着姿。
お気に入りの紬に、鳥の帯。
チラリと見えるゑり正さんの襦袢のお袖が可愛い。

2017年12月19日火曜日

アトリエシムラの着物でTOBICHI

今年の春に仕立て上がって、まだ袖を通していなかった
こちらの着物。



アトリエシムラの着物です。
こちらの工房の着物には、一つ一つ名前がついていて、
私の着ているこの着物は「紫式部」。
一目惚れし、志村洋子先生にもお見立てしていただいた
幸運の出会いの着物です。

早く着てみたいと思いつつも、
なかなか着る機会がなく、ようやく袖を通せたのが、
先日のほぼにちのTOBICHIでの催しの時。
ミナペルフォネンの帯とアトリエシムラのコラボ企画に
こちらの装いでお出かけしました。

合わせたのは
同じくアトリエシムラの桜で染めた帯揚げ。
思い入れのある帯揚げです。


アトリエシムラの皆さんとの再会も嬉しく、
コーディネートもお褒めいただき、
これを機に、いろいろな帯に合わせて、もっともっと着たいと
感じた日となりました。
この着物が本当に好きで好きで。
脱いだ後、衣紋にかけているのをちらっと見るだけでも幸せで
着物をぎゅーっと抱きしめてしまいまいます笑。
何しろ着心地が他の着物とはぜんっぜん違うのです。
軽くて、柔らかくて、体に沿うので着付けもしやすい。
草木に守られている感じが、身も心も満たしてくれます。

2017年12月15日金曜日

12月歌舞伎:色無地で

いつもとても仲良くしているお友達のお母様にお招きいただき、
12月の歌舞伎を観てきました。
年上の方とのデートなので、色無地でシックにまとめて、
でも可愛さも欲しいなーと思い、季節的に椿の帯💗大好き。


歌舞伎座で待ち合わせ場所でお待ちしている間、見ず知らずのお方に、
着物をお褒めいただきました。嬉しい!
祖母の帯、今はむしろ珍しい感じなのでしょうか。


歌舞伎は第3部を鑑賞。
玉三郎さんの舞が素晴らしかったです。
舞を始めてから、玉三郎さんの舞台が気になります。
演目によって、全くことなる印象を作り出していることに
気づくようになりました。
今回の楊貴妃は、前回のしっとりとした秋の舞とはまた違っていて、
怪しげでいて、儚げ。可愛さと切なさを醸し出す振り。
二つの扇使いもはらはらと美しい。
もっと玉三郎さんの舞を見たいな〜。



2017年12月11日月曜日

初木綿:久留米絣で近所を散歩

福岡出身としては、やはり久留米絣が気になります。
久留米絣に博多織帯。この組み合わせをぜひしたい!

そう思って久留米絣をずっと探しておりました。
呉服屋さんにも相談して、探していただいておりました。
その中で私が好みだわ〜と思ったのは、
小川内龍夫さんのもの、あるいはその工房のもの。
洗練された色と形のデザイン。そして何よりかわいらしい!

ようやく仕立て上がってきまして、
それがこちら。



藍の色は、ピンクや赤とよく合うなー。
近くで見るとこんな模様。


はぁ〜かわいい。
初めて木綿の着物を着ましたが、単でも十分暖かく、
軽くて動きやすく、汚れをあまり気にせず、
カジュアルにどこでも着ていけるのが魅力!
居酒屋でも映画館でも寄席でも、
何なら憧れの「着物で飛行機」も行けちゃいそうー!
半幅帯も似合うので、本当に気楽!

呉服屋さんが何度も洗って、藍が落ちないようにしてくださっていますが、
やはりおろしたてなので、帯の下線と足袋の上の方、つまり擦れるところには
ごくごくうっすらと藍色が移ります。
でも気にならない程度。
この帯は、この久留米絣のためだけにリサイクルで求めたものだからなおさら。
ますます着物を着る機会が増えそうで嬉しいです。

2017年12月9日土曜日

友人のアートギャラリーへ:結城紬を初おろし

友人で、絵を描いたりなどのアート活動をしている方にお誘いいただき、
グループ展にお出かけしてきました。
寒い1日だったので、結城紬で。
今期初おろしのこちら。
着ていて本当に気持ちがいい。
結城紬は軽くて暖かくて毎日でも着たいぐらい。
ある日なんか、寒くて少し風邪ひきそうだった時に、
この着物を家で着てたらけろっと元気に。素晴らしいー。


逆光で模様があまり見えないですね。
近くで見るとこんな雪輪と草の模様。
かわいいー!



紬愛はまだまだ続いてます。

2017年12月5日火曜日

京阪の座敷舞:国立小劇場で

舞の会に行くことが増えています。
地唄が好きです。。。


なかなか拝見する機会の少ない井上八千代さんの舞。
そして、私が末端にいさせていただいている山村流御宗家の舞。
こちらをぜひ拝見したいと思い、夜の部の方に伺いました。

じっと息を呑むような舞台が続きます。
どの舞も本当に素晴らしい。。。
自分が上方舞を学んでいることが本当に誇りに思えます。
ますますお稽古頑張ろう。
流派の違いははっきりとわかるわけではないけれど、
山村流は、本当に扇が効果的に使われているように思います。
美しい。

そして、私は神崎えんさんの舞が好きだったなー。
一つ一つの動き、止まっている形、どれも美しく、目を奪われまして、
息をするのを忘れたかと思いました。
少し調べてみたところ、武原はんに舞を学ばれたことがあるとか。
さもありなん!あのじっとした中にある情緒!!

地唄舞をますます愛する時間となりました。ありがたい〜。

着姿はこちら。

祖母の色無地です。
近くで見るとこういう模様。


可愛くて、どんな帯にも合わせやすくて大好きな色無地。
祖母も藤間流ではありましたが、日舞を学んでいたので、
この着物を着て舞の会に行けることが嬉しいです。
祖母と一緒に見ているようなそんな感じ。
暖かい気分に満たされた1日となりました。