2016年7月28日木曜日

上方舞お稽古

上方舞お稽古でした。
たのしい。。。

まず着物を着ていられるのが楽しい。
今日は、浴衣でお稽古しました。
お師匠先生も、そして、姉弟子の先輩がたも、皆さん浴衣やお着物。
その中にいる嬉しさよ。

そして、舞のお稽古そのものが何しろ本当に楽しい。
バタバタざわざわしていた日常から、
はんなりゆったりとした舞の世界へ〜。
が、しかし、優雅さと裏腹に、インナーマッスルは酷使。
心地よい疲労感で、心身ともに、いい感じに力抜けます。。。
お師匠先生の温かく丁寧なご指導にも本当に感謝です。

本日は「夕暮れ」の続き。
前回よりも、歌詞が聞き取れて、
なるほど、ここで川の流れを見ているのか、
月を見て(夕暮れに出ている月ってどんなだっけ??)、
そして山を仰ぎ見てるのね、と
情緒を少しだけですが、感じられました。
特に山を見ている感じが好き。
ああ、夕暮れの山、綺麗やなあ、の心。
こんな待乳山の絵がありました。

この時間がすでに大好きです。

ちなみに、夕暮れの歌詞はこんな感じ。

 夕暮れに 眺め見渡す 隅田川
 月に風情を 待乳山
 帆上げた舟が 見ゆるぞえ
 アレ 鳥が鳴く 鳥の名も
 都に名所が あるわいな

2016年7月26日火曜日

大妖怪展と怪談三景:浴衣で

両国の江戸東京博物館で行なわれている「大妖怪展」、行ってきました。
怪談三景というイベントで、怪談話を聞くのも楽しみにしてました。


怪談三景は、浪曲と落語と講談で3つの怪談話。
浪曲と講談を聞くのは初めて。
うーん、私にはまだまだ面白さがわかりませんでした。。。
落語はまあ安定の面白さ。講談は照明での演出過多に感じてしまって。
まだまだ未体験の伝統芸能たくさんあるなあ。
これからももっと体験していきますー。

大妖怪展は、すっごく面白かった!
平安、鎌倉、室町時代の怪しい世界。
日本人の画力ってすごい!知らないものがたくさんあって面白い!
私は、南北朝時代の土蜘蛛と、北斎の天狗図が特に面白くて
時間をかけてじっくり見ました。

そんな1日の着姿はこちら。


お気に入りの花想容さん浴衣と帯、帯締め、くるみバッグに
先日丸屋さんで新調した表付き下駄。
すっごくお気に入りのコーデになりました。
日本橋夏稽古「もて仕草」レッスンで若静和先生に教えていただいた
写真の撮り方を実践中です。
少しは様になってる気がします。笑
気のせいかしら???

帰りは、せっかく両国に行ったのですもの。
ちゃんこ鍋を久々にいただいて、両国らしさを満喫して帰りました。
楽しいお出かけだったなあ!


2016年7月22日金曜日

和裁教室考

着物のことをもっと知りたくて、
和裁を少しずつでも習いたいと思い立ったのですが、
なかなか和裁教室を探すのに苦労しましたー。

都内の有名どころ(検索ヒット上位)は、大体とっても本格派。
基礎から学んで、毎週1日ずつ、きちんと通うことが求められます。
プロを目指す感じや、趣味でも本格志向の方向き。

私は仕事が不規則なので、同じ曜日で同じ時間に、
高頻度で長時間のお教室となると
そこでもう無理。
さらに、初心者なので基礎をもちろん学びたいですが、
かといって、自分の縫いたいものがなかなか縫えずに、
課題ばかりこなすっていうのも、何だか続けられなそう。

というので、いくつも問い合わせたり、見学に行ったりしながら
なかなかこれっていうところに出会えず、
あー和裁はもう無理なのか。。。と半ば諦めかけていたのです。

そんな時、ふらりと立ち寄った呉服屋さんで
和裁教室が行なわれていることを知り、
その日がちょうど教室の日で、見学をさせていただけることになり、
いい流れに。
お教室は、先生も皆さんもとてもいい雰囲気でした。
先生にお話しを伺うと、基礎ももちろんするけど、自分が縫いたいものを
縫うのを教えてくださるとのお話し。
通うペースも自分次第で予定を組めるというので、
たいへんにありがたい!!

即決。
今月から和裁も始めますー。

上方舞と和裁。
さらに少しずつ着物生活を深めてまいります。
楽しみだな!
お稽古人生計画はまだまだ続く予定〜。

2016年7月19日火曜日

縞表付き芳町下駄:丸屋さんで

下駄で、木だけではなく、表がついているのにも
興味がありました。

そこで、近所の丸屋下駄さんで求めることにいたしました。
台の形はもちろん芳町。
縞の表がついてるのがお洒落な感じがしていいかなーと。
江戸っ子っぽい切れ味のいい話し口調のお店の方と
相談しながら、こんな感じに出来上がり。


ひゃーん!可愛い〜〜〜!
ほおずりしたくなるほどのかわいさです。やばい。

鼻緒は、奄美布ですのよ、奥様。
奄美布って、大島紬を再生利用した布で、
上品で優しい感じになってますわねー。
ぜひ、江戸小紋などに合わせて、粋に履きたいわ〜。

玄関先でちょっと履いて外を歩いてみましたが、
これはいい!
表がついている分だけ、足裏への当たりが柔らかく、それでなくても
履きやすい芳町ですが、さらに疲れ知らずになる感じがします。
お出かけが楽しみだわ〜。




2016年7月17日日曜日

濃い色の帯締め

帯締めをそんなにたくさん持っていません。
おばあちゃんから譲り受けたものがほとんどで、
自分では道明で2本だけ、求めました。
夏になると、思った以上に、濃い色の帯締めで引き締めたくなる気分になって不思議。
浴衣でも、小千谷縮でも、薄い色だとなんとなく違う感じ。

ちょうど週末、花想容さんで夏小物のセールをやっていたので
いそいそとお出かけ。
時間がなかったので、残念ながら洋服で。花想容さんに行くときは
そういうパターンが多くて、あまり着物で行けてませんね。。。

最終日だったので、どうかなーと思いましたが、可愛い帯締め発見!
ちょっと変化球でこんな感じ。


衿秀さんの帯締めです。
深青緑のようなお洒落な色合い。
色の玉が動くので、好きな形で変化をつけられます。可愛い!
これはぜひ次の浴衣のお出かけに使いたいです。

もう一つはこちら。一脇さんのものです。


紺っぽく見えますが、実際には、紺でも黒でも灰色でもなく、
墨色のような、くすんだ黒。これ、ぜひ小千谷縮に合わせたい!
浴衣にももちろん合いそう。
ところどころ、お花のような模様が水色と白で刺繍してあるのが
可愛いです。おしゃれー。

小物が新しくなると、またまた着物を新鮮な気持ちで着たくなるので
楽しいなー。

この日、偶然の出会いもあり、着物周りのことを人と話せる
花想容さんは、時折訪れたくなる癒しの場です。

2016年7月15日金曜日

念願の和のお稽古!

念願叶って、この度、和のお稽古を始めることになりましたっ!
嬉しくて嬉しくて、にまにまが止まりません。

いろいろとやってみたいことはあったのですが、
やはり日本舞踊をずっとやりたかったのです。
私が選んだのは、上方舞(かみがたまい)。
これまで私が調べたところによると、
お座敷で舞うものだそうで、歌舞伎などの踊りに比べると
とても静かでしっとりとした舞。
地唄を使うことが多いので地唄舞とも呼ばれるそうです。
いろいろと流派もあるみたいですが、
この度、そのうちの山村流とご縁をいただきました。

本日、お稽古の見学と、そして体験までさせていただけて。
「夕暮れ」という曲の始めの部分を、手ぬぐいを使って少し教えていただきました。

教えてくださる若静紀先生の舞が可愛く、しっとりとしていて、
なんというか、ハラハラ〜と情景が目に浮かぶようで、
江戸時代の江戸なのだか京都なのだかわかりませんが、
とにかく、そういう世界がそこに在る!という感じになるのです。
手や指のほんの少しの表情や目の伏せ方、首の動かし方、などすべてから
そういうものが表現されているのだというのは、なんとなく感じます。
すごいものを見たな。。。

あ、先生というか、お師匠さま、なのですよね。
人生初の和のお稽古、色々なことを学び感じる時間になりそうで、
この出会いに感謝しております。。。

今日の着姿。
初めての舞ということもあって、浴衣で動きやすい感じにして
行きました。


舞のことももちろん、そこで使われている音楽にもとても関心があります。
どっぷりと和の芸能にはまっていく予感でいっぱいです。


2016年7月13日水曜日

半襟ーず

着物を着始めた頃は、こんなに半襟が楽しいものだとは
知りませんでした。
基本は白の半襟でいいと思いつつ、
半襟で、刺繍や模様が入っていると、
「はらー。かわいいわー。」とほだされがち。

今私の手元には、どんな夏向きの半襟があるんだ?と言うのを、
整理がてら見てみました。
まずは白無地から。


右から楊柳(ポリ)と絽(絹)。
浴衣から、単まで、どんな着物でもオールマイティに。

そして、刺繍入りはこちらの二枚。

絽(絹)。扇とお花なのかな?さりげなくてかわいい。
単や夏物の柔らか着物に合わせたいな。


絽(小千谷の麻)。雲みたいな模様。
こちらは、もちろん小千谷縮に合わせよう!

かわいい半襟をつけるときは、
面倒な針仕事だって頑張れるんだなー。





2016年7月11日月曜日

浅草散歩:浴衣

暑い1日でしたが、浴衣で散歩しました。
長谷川商店さんの下駄を新調するというメインイベント。
下駄は細かく相談に乗っていただき、
とても良いものを注文できました。できてくるのが楽しみです!

その他にもぶらっと散歩しながら、
虎印の「藤本虎」さんで足袋を洗うブラシをゲット。
こちらです。


馬の毛で、ゴシゴシと洗えます。
足袋の底の汚れは本当にしつこいので、これでそのお悩み解決できるかも〜。
裏には、虎の印。


お会計の時に、お店の方とお話ししていたら、
私の敬愛する染五郎さんもこちらの紅筆を使われているとのこと。
前情報なく、ふらりと立ち寄ったお店でしたが、嬉しい偶然でした!

そして、甘味処「西山」で、今シーズン初のかき氷!
とってもとっても美味しかったです。丁寧に作られたあんこが秀逸!
浅草はやはり老舗めぐりが楽しいですなあー。

来週から念願のお稽古事を始めるので、
そちらで使う予定のものも少し見たり買ったりしました。
本当に楽しみがたくさんの夏!

そうそう、今日の着姿は浴衣です。
この浴衣、浅草にとってもよく似合ってました。


あまりの暑さに、あしべ織の肌着とステテコ、そして美容襟にしたのですが、
美容襟は、やはりあまり襟元が決まらず、着物の胸元がピシッとならないので
苦手です。。。これなら半襟なくてもよかったぐらい。
半襟はやはり襦袢に限りますー。

2016年7月9日土曜日

麻の足袋:夏は涼しくシリーズ

梅雨寒の日もあるけど、やはり基本的には暑いです。
夏は涼しくシリーズ、まだまだ追求しています。

暑さ寒さも足元からかなーと思い、
裸足で下駄が最も涼しいとは思いつつ、
襦袢を着る時に裸足っていうのもね。

涼しい足袋、見つけました!
麻の足袋です。本麻。
花想容さんに相談して、教えていただきました。


麻の感じはこういう感じ。
手を入れてみたけど、質感伝わるでしょうか。


かなーりサラッとしています!これは涼しそう!!
小千谷縮に合わせて履くことにしようかな。

2016年7月7日木曜日

7月大歌舞伎:姉の薄物で。

7月大歌舞伎を母と一緒に鑑賞。


夜の部を鑑賞しました。
猿之助が佐吉を演じた世話物は、江戸っ子のまっすぐな心意気に泣けました。
最後の三味線と唄のタイミングに泣けたとも言えます。
子を思う親の気持ちに常に弱い私。

そして、お目当ては海老蔵の荒事。
鎌髭と景清が素晴らしかった!
何かもう、面白くて、こちらもゾワッと感動。
声の出し方とか、見得とか、舞台の演出、とにかく全てがすごいわ。。。

そしてそして、
今日は何と、歌舞伎座着物デビューでございました。
気分も上がります!
着姿はこちら。


うふふ。絽の付け下げで、ちょっとよそ行き感。
やはり染めの柔らかい着物って気持ちいいね。
でも、私のではなくて姉のなので、
裄が微妙に短いのにお気づきか。
襟を少し広めに出して、裄を多少稼いだつもりですが、
どんなもんでしょう?
このぐらいなら私はぜーんぜん気になりません。
初の二重太鼓の帯結びにも挑戦!何とかなるもんです。

前回の江戸小紋は、おばさまがたに人気の着姿でしたが、
今回は、歌舞伎座ということもあってか
外国からの観光客のかたに人気で、
めっちゃ隠し撮り&事後報告された。
「あなたの写真を撮りました〜。許可いいですか〜?
美しいー!(英語。私訳)」
と見せてくださるかた多々。
どうぞどうぞ!と、
「キモノ観光大使」にでもなったかのような
スマイルで応じました!




2016年7月5日火曜日

お江戸日本橋夏稽古

行ってまいりました。
お江戸日本橋夏稽古。
すごく楽しみにしていた着物イベント。
着物姿の方も多くいらしていて、安心の雰囲気。
皆さん素敵な着姿です。着物栄養をたくさん注入しました!

私も初めての小千谷縮と下駄姿でうきうきしつつ、
COREDO室町の鶴屋吉信で、開始前にのんびりしながらパチリ。


麻の着物の軽くて涼しいことと言ったら!
今回、急遽笹島寿美さんの着付け方法を試してみたら
いろいろといい工夫がたくさんあった。
着付けは奥が深いのう。またまた練習しよう。
下駄で電車も初めてでしたが、大丈夫でした!できるもんです。

そしてそして、夏稽古。楽しかった!!
上方舞山村流の若静和先生による「もて仕草」なる着物の所作のお話と練習。
美しい姿勢と、歩き方、座り方、ものの持ち方、写真の姿などなど。
とても面白く、ためになりました。
先生の関西の語り口もはんなりと素敵で、リラックスして楽しめました。

そして、伝統色彩士の山本貴生先生による、似合う着物の色の
探し方についてのとってもためになるお話と、実際に探して頂くワークショップ。
お話も先生のキャラクターも最高に面白いし、なるほど〜ってことがたくさんあった。
私に似合う着物の色も6色ほどご提案いただきました。
すっごく参考になったわー!

またこういう着物イベント、是非参加したいな〜。

2016年7月3日日曜日

小千谷縮

7月になり、夏物の着物を楽しめるときがやってきました!
この度、初めて夏も着物を着てみることにして、
前々から気になっていた小千谷縮をお誂え。

春に相談していて、7月にギリギリ間に合いました!


黒っぽい濃紺のような色合いです。
地模様には薄く縦縞。
そして、市松のような小さな模様が凸凹になっています。
可愛い。。。

これに朝顔の麻帯を合わせるのがいいかなと思っています。
ああ、麻の着物の着心地ってどんなだろう。楽しみ!

半襟も刺繍の麻のを揃えて、そちらをすでに襦袢に縫い付けて
準備完了〜。
お出かけが楽しみです!!

2016年7月1日金曜日

シネマ歌舞伎阿弖流為(アテルイ):江戸小紋

前々から楽しみにしていたシネマ歌舞伎、阿弖流為(アテルイ)
観に行きました。
初めは歌舞伎のファンタジーっぽいのってどうかなーと思っていましたが、
劇団☆新感線と染五郎の「阿修羅城の瞳」も好きだったので、
やはりどんどんお話が進むうちにのめり込んで行きました。
アクションももちろんいいし、染五郎の苦しむヒーローっぷりにときめき!
シネマ歌舞伎ならではの、見得をどアップで見れるのも面白い!

お話も染五郎ももちろん良かったのですが、
勘九郎と七之助がすごく良かったです。
勘九郎なんて、時々お父様の勘三郎さんが降臨したかのような瞬間が
不意にあって、お話とぜんぜん関係ないそんなところで、
ジーンと涙が溢れてくること多々。
勘九郎の芝居をまともに見たのなんて、本当に久しぶりで、
染五郎ばかり追っかけてましたが、勘九郎も今度舞台でちゃんと
見るべきと思いました。

シネマとはいえ、歌舞伎なので、
着物で行っちゃえ〜と思って、今日の着姿。


分かりにくいですが、今日初めて袖を通した初の江戸小紋で単衣。
帯はおばあちゃんの綴れ帯。
涼やかにまとめてみました。単衣ももう着納めだなー。
近くから見るとこういう着物です。

映画で興奮した後で、帯揚げがとても乱れてますが。。。
斜め縞模様の着物。
この着物、すっごくすっごくすっごく好き!
紬ばかり着てましたが、柔らかいいわゆるたれものって
着心地いい!開眼しました。江戸小紋にもはまりそう〜。

今日の着姿、とても良かったみたいで、
銀座で多くの見知らぬおばさまから、
「あら、素敵なお着物!目の保養をさせてもらったわ」
「着物が私も好きなのよー。きちんと着てらして偉いわー」
などなど言われました〜。うふ。

ところで、シネマ歌舞伎、
来年2月にはなんと「女殺油地獄」をやる!!
片岡仁左衛門バージョンですが、これは外せないわー。