2017年12月31日日曜日

職場の忘年会だって着物で!:べに花で明るく。

忘年会2017。
続けて職場の忘年会もありました。
これまで、職場関係の人との集まりで着物を着たことは皆無でした。
機会がなかったし、なんとなく、気後れ。
でも、今年はもういいかなーという直感が。
ようやく着物が自分にぴったりきているのですね、おそらく。

そんな初職場忘年会の着姿はこちら。


明るい色目のものにしたかったので、紅花染の紬。
そして椿の帯。これなら洋服の中でも地味になりすぎず、
気軽な気分で居られると思い、チョイス。
これに下駄で。
みなさんにも喜んでいただき、
着物きたーい、下駄風情あっていいー!
という女子の皆さんの声も聞くことができて、大満足。
という着物2017着納めの日。

来年はもっともっと色んな場所で着物を着て、
着物普及活動をするぞー!
着物好きの方々とつながるぞー!
今年もたくさん着物を着ました。
来年もよろしくお願いしまーす。

2017年12月30日土曜日

今年最後のお稽古。そして静紀会忘年会!

今年最後の舞のお稽古でした。
熱心にご指導してくださる師匠への感謝と
来年に向けての思いをお伝えする大事な日。

そしていつも楽しいお稽古場にしてくださっている
同門の皆さんへの感謝と一緒にまた頑張りましょう〜の
忘年会。

とてもいい1日でした。
忘年会も楽しかったー。
大人になって、あれほどくつろげる場を見つけることになるとは。
本当にご縁に感謝です。

そんな大事な日は、祖母の色無地で。


桜で染めた帯揚げ。アトリエシムラさんのこちらの帯揚げも
4月生まれの私にとっては、思いのあるもの。
大好きなコーディネートです。


2017年12月27日水曜日

舞のお稽古:鶴亀を通して

地唄舞のお稽古、いつもいつも発見があり、楽しいです。
そのたび、師匠の偉大さにふれて、奥が深い舞の世界をますます知りたくなります。

鶴亀を通しで何度もお稽古していただいているのですが、
足の使い方、全体をゆったりとじんわりと舞うこと、
扇の持ち方、そして構え。
細かいことがもちろんたくさんですが、一つ一つを師匠の言う通りにしながら、
お稽古している中で、
今回、初めて体験した感覚がありました。
常々、振りを一つ一つしている、という感じと
舞そのものに自分がなっている、というのの違いがあるのだろうなと
うすぼんやりと感じていましたが、
今回、お稽古中に「自分」という感覚がまるでなくなって
振りの順番などもまるで頭で考えておらず、
ただただ、目の前の師匠の舞と鏡のように一緒になっている瞬間がありました。
自分の扇と師匠の扇だけが動いている、とも言えるような。
うまく言葉では言えませんが、すっごく集中しているときに
ひょっとしたら、そういう舞ができる瞬間があるのかもしれません。

忘れられない体験でした。

以前はまっていた格闘技「ジークンドー」の始祖、ブルースリーの
考えるな、感じろの境地に近いのか?
ジークンドーの練習中も、木人でひとつひとつの型をやっているときに
順番を覚えているというよりも、力をいれるところ、力を抜くところの体の感覚が
すべて決まると、自然とその流れの動きになって気持ちよかったのを思い出しました。
武術と舞はやはり似ているなー、おもしろいなーと感じる今日このごろです。

そんなお稽古の着姿はこちら。


暖かい紬。でも、お稽古の時には下着を工夫しないと
結城紬は暑すぎた!!


2017年12月23日土曜日

久々のおけいこ&事始め:地唄舞をお気に入りの紬で

今月初めの舞のおけいこ。
諸々あって、久々のおけいこにウキウキして出かけました。

事始めという習わしに沿って、この時期来年のおけいこに使う扇も
いただけます。
扇、最高に可愛いです!

山村流の扇は本来は少し小さめなのですが、
来年のものは、一般的な大きさで、舞台映えもするとか。
小さめの扇で一年おけいこしてきた私としては、
重っ!大きっ!
と感じて、要返しなど(扇をぐるっと持ち変える技)が
よっこらしょとなってしまいます。
扇は舞にとって命なので、お友達になれるよう触りまくります笑!

鶴亀のおけいこは、振り写しも終わり、
細かい形を一つ一つ丁寧にご指導いただいています。
ここからが面白いところです。延々とやっていられる。。。
今回からは録画ではなく、録音でお稽古のおさらいをしてみています。
なんとなくいい感じ。
お稽古中、師匠の舞をすごい集中力で見ることにつながり、
言われていることを、お稽古中、どれだけ聴き漏らしているか!を痛感しています。

今日の着姿。
お気に入りの紬に、鳥の帯。
チラリと見えるゑり正さんの襦袢のお袖が可愛い。

2017年12月19日火曜日

アトリエシムラの着物でTOBICHI

今年の春に仕立て上がって、まだ袖を通していなかった
こちらの着物。



アトリエシムラの着物です。
こちらの工房の着物には、一つ一つ名前がついていて、
私の着ているこの着物は「紫式部」。
一目惚れし、志村洋子先生にもお見立てしていただいた
幸運の出会いの着物です。

早く着てみたいと思いつつも、
なかなか着る機会がなく、ようやく袖を通せたのが、
先日のほぼにちのTOBICHIでの催しの時。
ミナペルフォネンの帯とアトリエシムラのコラボ企画に
こちらの装いでお出かけしました。

合わせたのは
同じくアトリエシムラの桜で染めた帯揚げ。
思い入れのある帯揚げです。


アトリエシムラの皆さんとの再会も嬉しく、
コーディネートもお褒めいただき、
これを機に、いろいろな帯に合わせて、もっともっと着たいと
感じた日となりました。
この着物が本当に好きで好きで。
脱いだ後、衣紋にかけているのをちらっと見るだけでも幸せで
着物をぎゅーっと抱きしめてしまいまいます笑。
何しろ着心地が他の着物とはぜんっぜん違うのです。
軽くて、柔らかくて、体に沿うので着付けもしやすい。
草木に守られている感じが、身も心も満たしてくれます。

2017年12月15日金曜日

12月歌舞伎:色無地で

いつもとても仲良くしているお友達のお母様にお招きいただき、
12月の歌舞伎を観てきました。
年上の方とのデートなので、色無地でシックにまとめて、
でも可愛さも欲しいなーと思い、季節的に椿の帯💗大好き。


歌舞伎座で待ち合わせ場所でお待ちしている間、見ず知らずのお方に、
着物をお褒めいただきました。嬉しい!
祖母の帯、今はむしろ珍しい感じなのでしょうか。


歌舞伎は第3部を鑑賞。
玉三郎さんの舞が素晴らしかったです。
舞を始めてから、玉三郎さんの舞台が気になります。
演目によって、全くことなる印象を作り出していることに
気づくようになりました。
今回の楊貴妃は、前回のしっとりとした秋の舞とはまた違っていて、
怪しげでいて、儚げ。可愛さと切なさを醸し出す振り。
二つの扇使いもはらはらと美しい。
もっと玉三郎さんの舞を見たいな〜。



2017年12月11日月曜日

初木綿:久留米絣で近所を散歩

福岡出身としては、やはり久留米絣が気になります。
久留米絣に博多織帯。この組み合わせをぜひしたい!

そう思って久留米絣をずっと探しておりました。
呉服屋さんにも相談して、探していただいておりました。
その中で私が好みだわ〜と思ったのは、
小川内龍夫さんのもの、あるいはその工房のもの。
洗練された色と形のデザイン。そして何よりかわいらしい!

ようやく仕立て上がってきまして、
それがこちら。



藍の色は、ピンクや赤とよく合うなー。
近くで見るとこんな模様。


はぁ〜かわいい。
初めて木綿の着物を着ましたが、単でも十分暖かく、
軽くて動きやすく、汚れをあまり気にせず、
カジュアルにどこでも着ていけるのが魅力!
居酒屋でも映画館でも寄席でも、
何なら憧れの「着物で飛行機」も行けちゃいそうー!
半幅帯も似合うので、本当に気楽!

呉服屋さんが何度も洗って、藍が落ちないようにしてくださっていますが、
やはりおろしたてなので、帯の下線と足袋の上の方、つまり擦れるところには
ごくごくうっすらと藍色が移ります。
でも気にならない程度。
この帯は、この久留米絣のためだけにリサイクルで求めたものだからなおさら。
ますます着物を着る機会が増えそうで嬉しいです。

2017年12月9日土曜日

友人のアートギャラリーへ:結城紬を初おろし

友人で、絵を描いたりなどのアート活動をしている方にお誘いいただき、
グループ展にお出かけしてきました。
寒い1日だったので、結城紬で。
今期初おろしのこちら。
着ていて本当に気持ちがいい。
結城紬は軽くて暖かくて毎日でも着たいぐらい。
ある日なんか、寒くて少し風邪ひきそうだった時に、
この着物を家で着てたらけろっと元気に。素晴らしいー。


逆光で模様があまり見えないですね。
近くで見るとこんな雪輪と草の模様。
かわいいー!



紬愛はまだまだ続いてます。

2017年12月5日火曜日

京阪の座敷舞:国立小劇場で

舞の会に行くことが増えています。
地唄が好きです。。。


なかなか拝見する機会の少ない井上八千代さんの舞。
そして、私が末端にいさせていただいている山村流御宗家の舞。
こちらをぜひ拝見したいと思い、夜の部の方に伺いました。

じっと息を呑むような舞台が続きます。
どの舞も本当に素晴らしい。。。
自分が上方舞を学んでいることが本当に誇りに思えます。
ますますお稽古頑張ろう。
流派の違いははっきりとわかるわけではないけれど、
山村流は、本当に扇が効果的に使われているように思います。
美しい。

そして、私は神崎えんさんの舞が好きだったなー。
一つ一つの動き、止まっている形、どれも美しく、目を奪われまして、
息をするのを忘れたかと思いました。
少し調べてみたところ、武原はんに舞を学ばれたことがあるとか。
さもありなん!あのじっとした中にある情緒!!

地唄舞をますます愛する時間となりました。ありがたい〜。

着姿はこちら。

祖母の色無地です。
近くで見るとこういう模様。


可愛くて、どんな帯にも合わせやすくて大好きな色無地。
祖母も藤間流ではありましたが、日舞を学んでいたので、
この着物を着て舞の会に行けることが嬉しいです。
祖母と一緒に見ているようなそんな感じ。
暖かい気分に満たされた1日となりました。


2017年11月26日日曜日

よし梅芳町亭にて師匠の舞を

待っておりました!
人形町にある「よし梅芳町亭」でお食事をいただいた後、
上方舞を鑑賞する会です。

普段なかなか見ることのできない上方舞。
お稽古ではいつも拝見していますが、師匠若静紀先生の舞は、
拝見する機会があるならば、どこまでも行きます。

この会場となったよし梅芳町亭さんは、登録有形文化財にも指定されている
とても素晴らしい建物。
そのお座敷で、間近に師匠の舞を拝見できるなんてわくわくドキドキ。
地方の西松布咏師匠も素晴らしく、
現実なのだろうか、これは?としばしめくるめくひと時。

お座敷で間近に体験する上方舞は、たくさんの発見がありました。
本当に動きが抑えられているということ。そして、
その中での、扇のすごい効果。扇がひらひらと宙を舞って、
ハッとします。心が掴まれます。美しいです。
扇使いが大事なのだなあ。

そんな1日の着姿はこちら。


頼み込んで無期限レンタルさせてもらっている姉の小紋。
大好きです。(姉よ、この着物を忘れてくれー)
そして、古い雰囲気のある建物によく似合いそうな、
古典柄の古めかしい雰囲気が素敵な着物。
こちらを迷わずチョイス。
いい気持ちで過ごせた着姿となりました。



2017年11月2日木曜日

花緑ごのみ!!:紅花紬に紅型帯で。

待ちに待った花緑ごのみ。
数日前から風邪をひいて、いまひとつ治りきれないままでしたが、
朝から雨にもかかわらず、気分はアゲアゲ。
迷わず、暖かい色合いで、ウキウキ気分をそのまま映したような
紅花紬でお出かけしました。


この日は襦袢も初袷で。ちらっと袖口から覗いてますが、
京都ゑり正さんの半襦袢で、絞りのお花模様です。
柄のついた襦袢は初めてで、なんとも可愛い!!!
すごく気分が上がります。
こちらの帯は紅型で、四季折々のお花模様。
そして、帯締めはまたしても緑で
私の中でのお花と緑の組みあわせ💗。

そしてそして肝心の花緑さんの独演会、花緑ごのみ。
練直しのお話が毎回楽しみで、ワクワクして出かけます。
今回の、堪忍袋と柳田格之進。どちらも聞き応え十分!!
すごく引き込まれて、花緑ワールドを堪能しました。
長めの枕の話も、シンクロについてで、いろいろと自分の今の状況などについても
感じることがありました。
いつも刺激をもらえる花緑さんの独演会は、これまた欠かせない楽しみです。

物販もまた楽しみ!
今回はこんな感じ。


クリアファイルと手ぬぐい2つ買ったら、
缶バッジ3つついてきた笑。どこにつけよう〜。
今回、花緑ワールドに引き込んでいる知人も一緒に行ってくれて、そして
ツイッターでやりとりしていた花緑つながりの方にもお会いできて
ご縁に感謝!

着物を着るようになってもうじき2年。
着るほどに着物が大好きだなーと感じるし、着物からつながる楽しさもますます好調。
着物を触っているだけで、心と体がとても落ち着くのを
またまた感じた1日でした。
着物愛、そして花緑愛は深まるばかりだな!


2017年10月31日火曜日

人形町で着物フリーマーケット

普段あまり着物のリサイクルは利用しないのですが、
人形町で、お稽古仲間の方々がやっていらっしゃるフリーマーケットは
昨年から寄らせていただいています。

こちら、昨年も、今年も大盛況で、それもそのはず。
出品されている品々が素晴らしい!
お手入れもきちんとされているいい品ばかりで、
期待以上のものが見つかります。ありがたいですー。

今年は、私は春や秋の雨コートに使える長いコートがもしあれば、というのと、
もうすぐ出来上がってくる久留米絣に合わせる
普段着用の名古屋帯が一つ欲しいなあと思って出かけたら、
いいものを見つけました!
まずはこちら。
単のコートで可愛い!袷の雨用コートは持っているので、
こういうのがまさに欲しかった!の一品。重宝しそうですー。
早速この日、着てお出かけ。

そして、帯はこちら!
可愛い!ピンクの具合がとてもいい感じ。
久留米絣に博多織帯。福岡出身としては嬉しい組みあわせ💗
手持ちの他の着物にも合わせやすそう〜。


これで、一応お目当のものは揃ったなーと
おしゃべりしてたら、見せていただいたこちらに目がハート。
帯飾りに洒落ています。わー可愛いー!
と可愛い衝動買いで
お買い物欲を満たした時間となりました。
この日、朝から晩まで、お着物での
楽しい予定が目白押しの、素敵なスタートでした。

2017年10月25日水曜日

流派を超えた素敵な5人組。五耀會を早稲田大学で。

大変楽しみにしていた企画。
早稲田大学の学生さんたち発信で、
日本舞踊の流派を超えた素敵な5人組の舞台が
大隈記念講堂で開催されたので、ワクワクして拝見。


すごくすごく素敵な催しでした!
それぞれの流派の細かい違いは私にはまだまだわからないことだらけですが、
舞と踊りの違いは少しばかり感じ取ることができました。
お一人お一人の舞踊の素晴らしいことはもちろんのことですが、
こうして日本舞踊を触れやすいものにしようとされていることにも
心より尊敬を覚えます。

進行役の桂吉坊さんも素晴らしく、
舞台の最後、5人のトークもまた楽しかったです。
こういう言い方は多方面に失礼かもしれないですが、
舞踊界のトップのスーパースターという意味で、
またそれぞれの個性が際立っているという意味で、
日本舞踊界のSMAPのような5人だなーと、ドキワクしておりました。
もっともっと五耀會の舞台をこれからも機会あれば拝見したい!
追っかけしたいものがまた増えて幸せ〜。

私も山村流の端っこの端っこの方ではありますが、
お稽古、精進して参りたいと思います!

今日の着姿はこちら。
もう袷でちょうどいい。
あ、襦袢はまだ単で。室内の方が暖かいことが多いので、微調整。
これに薄手のショールでお出かけしました。


久々に着たこの袷の色無地。何度着ても大好き。
袷を着てみて思ったけど、単よりも袷の方が着付けがしやすい。
単の着付けは難しい気がする〜。
そう感じるのは私だけでしょうか??

2017年10月19日木曜日

仁左衛門霊験亀山鉾に酔いしれる:今季初袷で

久しぶりに国立劇場で歌舞伎鑑賞。
仁左衛門さんが悪を演じる。これを見ないわけにはいかなくて。



期待にたがわず、素晴らしい舞台でした。
仁左衛門さん、どうやってあんな色気が。凄みが。
役によって全然魅力が変わるので、ますます追っかけたくなります。

舞台演出も、歌舞伎らしく一つ一つ美しく、絵を見るようでした。
特に雨が降るシーンは圧巻。
かっこいいし美しい!

最近私はじわじわと孝太郎さんの演じる女性が好きだなーと感じます。
玉三郎さんや七之助さんのぞくっとするクールビューティー、謎めいた女性も
目が奪われて、ドキドキするけど、
安定した親しみやすい、所作などがきびきびしている素敵な女性。
いいわ〜。といつも惚れ惚れしております。
親子揃って稀有な存在。素晴らしい。

もう一つは、子どもの成長に命をかける大人の話に弱い私。
今回も泣けて泣けて。。。

着物は、今季初袷。
数日前から気温が下がっていたので、もう単はおしまいかなーと
思っていたら、冷たい雨の1日だったので、迷わず袷。
でも、劇場内はまだまだむわっとしたりすることもあるかと、
ステテコに単の長襦袢で若干調整。


この小紋は初。姉の着物で、あまり着ていない様子なので、頼み込んで
無期限レンタル中(笑)。いつか姉がこの存在を忘れてくれろーと
願うほど、この着物がすごく好き。
四季折々の草花がちりばめられているだけでなく、扇、船、屏風、鳥などが
描かれていて、すっごく可愛い!
こういう柄がたくさんある着物って全然持っていないので、
新鮮だし、柄の多い着物って楽しいなーと改めて感じました。

2017年10月17日火曜日

狂言を初めてちゃんと見た!

国立能楽堂に行くのも初めて、狂言を見るのも初めて。
芸術の秋にふさわしく、そんな初めてを楽しむ一日。



会は、萬(よろず)狂言秋公演で、野村萬さんを筆頭に、
野村万蔵さん、野村万緑さん、野村万之丞さんなど、ご一家総出。

狂言は前に一度金沢で一演目だけ鑑賞したことがありましたが、
コントの原型だなーと思って面白く感じたので、
今回しっかりと見てみよう、となりました。

見てみて、やはりコント。
萩大名は、ジャングルポケットとかの若手のトリオの流れの源流だし、
鳴子はある意味リズムネタ。
そして、合柿はドリフだなあ。
型や言葉遣いもまた面白く。
今回小舞もあったのですが、身体能力が素晴らしかったです。

また機会があれば見たいな。

着姿は、やはり単。
でも、柔らかい着物だと、
すこしきつく着すぎる傾向にあり、さらに
長く座っていたので、着崩れしてます。。。
柔らかい着物の着付けは奥が深いなり。




2017年10月11日水曜日

素敵な落語会:小苦楽花緑独演会

とっても素敵な落語会に行ってまいりました。
ご縁があって、この落語会を知れて、行けて、本当に良かった!
花緑さんのご近所ということもあり、
とてもアットホームで、師匠もお客さんも幸せオーラ。
私もその中でのんびりゆったりとした休日落語を楽しみました。

演目もまた大満足!
d47の東京編の演目、「パテ久」。
大笑い!
そして、大・大・大好きな「天狗裁き」!
現代ものと古典ものを一つずつで、楽しかった〜〜💖

花緑さんも開演前にすでに出てきてくださって、
いろいろおしゃべり。ゆるくて幸せー。
ご著書にもサイン頂き、本の感想も直接伝えることができて
どんだけ嬉しい時間なんだー!

そんな幸せ時間の着姿はこちら。
すこし寝不足で、1週間の疲れもあり、
朝はぼんやりしてましたが、案外と着付けが決まって
気持ちい一日を過ごしました。やはりまだまだ単がちょうどよかった!


小苦楽はお店としてもとても素敵で、お気に入り。
あんみつがおいしいですー。寒天がなんだかすごくおいしい。


2017年10月5日木曜日

第11回 COREDO落語会:結城の単衣で

COREDO落語会にお出かけしてきました。
こちらの会は初めて。
そしてなんと、7月以来の花緑師匠の落語!!
待ち遠しかったー!うきうきしてでかけました。
しかも今回は、大好きなお友達夫婦を誘ってみたところ、
お二人は、落語を生できくのが初めてで、
私のおすすめの落語に行ってみたいと言ってくれて、
責任重大!なんてことは思わず、迷うことなく、花緑さんをお勧め!

パンフレットも渋く、おしゃれな感じです。
全体的に大人な雰囲気にあふれた落語会ー。


演目はというと。

初めて花緑さんを聞く友達に、
目黒のさんまを聞かせられてうれしー!ラッキー!
何度聞いても、お殿様が可愛くて大好き。

権太楼師匠の心眼は、普段あまり聞くことができない貴重な話。
喬太郎師匠のおせつ徳三郎は、普段、刀屋として、後半部分だけを
花緑さんでよく聴いていたものでした。
前半の貞吉と旦那さんの掛け合いが絶妙。
刀屋以降の本来の話がわかって、花緑さんとの違いを知れてよかったです。

どの話も大満足。友達も落語また行きたいなーと言ってくれました!
嬉しい!

今日の着姿はこんな感じ。

これに下駄で、気軽に。
結城縮の単。着心地がよくて大好き。
お花の模様の紅型帯は、この着物によく合います。
帯締めと帯あげを緑にして、花と緑の組み合わせ。
透かし羽織も今の時期ちょうどいい。
井澤屋さんのバッグも秋になってようやく使えます。
着物が気持ちいい季節だなあ。

2017年9月30日土曜日

上方舞お稽古(鶴亀3回目):単で楽しく

単まっさかりの季節になりかけたか、と思った途端、
もう10月が目前?!
10月が単の季節になってきてるのかしらー???

更衣が楽しくなってくるそんな季節の中、
こちらも楽しい鶴亀のお稽古。
キリッと、でも女性らしさもある華やかな舞で
楽しいです。

着姿はこちら。


牛首紬の単に、鳥の柄の帯。
初おろしのカラフルな帯締めでちょっとウキウキ気分を出してみましたが
もう少しシックにまとめた方が良かったかな?
まあいろいろとお試しお試し。

鶴亀の振り付けがまだ半分ちょいぐらいですが、
ここまでの振りは、前回の芦刈と比べると
前へ前へ出る感じ。地唄と長唄の雰囲気の違いは、曲調だけでなく、
振りにも表れている気がします。
すごくぐるぐる回るし、扇子の使い方もくるくると回る。
回るのっておめでたさが出ますねー。
フィギュアスケートでも、回ってピタッと決まると、
わーっと盛り上がりますものね!

じんわりうれしいこともあったりした
この日のお稽古。
いただいた言葉を胸に、
地道に楽しく学び続けよう〜と思った1日でした。

2017年9月22日金曜日

歌舞伎とコンサート

9月になりたての平日。
1日のうちに、二つも楽しい予定が!
珍しくそんなワクワクな日の着姿はこちら。


夏の名残を惜しんで、涼しげな色合いの単に、透かしの羽織。

歌舞伎の幕見、そして弦楽4重奏のコンサートに行きました。
歌舞伎もコンサートも楽しくて、
平日にこんな予定で、ひょっこり着物を着てお出かけできたのが
幸せー。
雨の1日でしたが、迷わず着物で。

この単も着納めだわねー。

2017年9月8日金曜日

文楽鑑賞。今秋初めての単で。

国立劇場で、文楽を鑑賞してきました。





鑑賞したのは、1部の「生写朝顔話」。
文楽はほんとうにまだまだ楽しみ方を模索している感じ。
もっと色々知っていきたい!楽しみたい!と思っています。
文楽は見るところがたっくさんあって、奥が深い!

今のところは、吉田簑助さんの人形の動きに自分が惹かれているのは
はっきりとわかります。
それから、義太夫と三味線の好きな感じはこれまであまりわかりませんでしたが、
今回、嶋田宿笑い薬の段の、
豊竹咲太夫さんと鶴澤燕三さんの義太夫と三味線がすごく
かっこよかった!と感じました。

そしてもちろん吉田簑助さんによる「朝顔」は、
うっとりする細やかな表現。。。舞に通じるものがあると思います。
これまで人形しか見てなかったけど、
頭の部分を動かしている人間と人形の両方を視界にぼんやり入れて鑑賞するのも
面白い!と感じました。
昔、結城座の人形劇が好きだったけど、
人形を動かす人間も演じていたっけなあ。

とざいとーざーい、っていう口上も独特で面白い。
文楽の楽しみ、これからも見つけます!

今日の着姿は、今秋初の単。


国立劇場を出た後、
花緑師匠の落語のチケットを受け取りに、
小苦楽へ。あんみつもいただいて大満足!の1日でした〜。

秋の楽しみが始まったぞー!!

2017年9月4日月曜日

上方舞自主練:鶴亀

最近の上方舞自主練は、基本的にゆかた姿です。
こんな感じ。


あるいはこんな感じ。


この二つの浴衣を洗濯しながら交互に使っています。
浴衣を着るとしゃんとするのでお稽古にも身が入ります。
お稽古の後、洋服に着替えて出かけると
どこか心もとない気分になります。
姿勢もまっすぐになりにくい。
着物って、身も心も安心な守られた感じになるから好きだなーとしみじみ。

鶴亀の最初の出だしのところをお稽古していますが、
少しずつ歌詞が聞こえて来るまでにはなりました。

鶴亀

千代のためしの数々に 何をひかまし姫小松 
齢に比ふ丹頂の 鶴も羽袖をたをやかに 
千代をかさねて舞遊ぶ みぎりにしげる呉竹の 
みどりの亀の 幾万代も池水に 棲めるも安き君が代を 
仰ぎ奏でて鶴と亀 齢を授け奉れば
君も御感の余りにや 舞楽を奏して舞ひたまふ

2017年8月31日木曜日

夏が終わるー!ゆかたを着納め。祭りに映画。

夏から秋へー。この時期のなんとも言えない切なさが好きです。
ゆかたも着納め。ということで、夫に頼みこんで、
一緒にゆかたを着てお出かけしてもらいました。
ゆかた姿セルフィー。顔はハートだらけで失礼します。。。


二人でゆかたで、近所のお神輿、お祭り気分を味わいつつ
映画。そしてお蕎麦やさんへ。
みた映画は「スパイダーマン:ホームカミング」!
めっちゃ楽しかったー。スパイダーマンシリーズ大好き!

夏の名残を十分に惜しんだ、いい1日だったなあ。
今年は、本当にゆかたをたくさん着ました。
実際には、家やお稽古ではこれからも着ると思うけど、来年までしばしのお別れ。
ここからは単衣の季節が待っています。
9月のお出かけ、何きよっかなあ。
むふふ。

2017年8月29日火曜日

上方舞おけいこ:ゆかた会後、初稽古

ゆかた会の後、初めての上方舞お稽古でした。
新しい曲のお稽古に入り、
しかもこの日は、諸般の都合により、初めての2回連続稽古。
1回目の稽古を終えて、少し休憩したら、2回目のお稽古をつけていただきました。
簡単に考えていましたが、
2回目の稽古が始まった瞬間、
「あ、もう1回さっきと同じくらいのお稽古をこれからするんだ」
と思うと、途端にスタミナと集中力が心配になりました。
上方舞のお稽古って案外ハード。。。

今回からお稽古が始まったのは、
新しい曲。
師匠に「鶴亀」を選んでいただきました。
かっちりと形を決めるお稽古をしていきましょう、との
ありがたいお言葉。さらに精進するポイントを明確にしてくださり、
本当にありがたいです。

鶴亀。かっこいいです。お能からの曲なので
能らしさ満載。
これからこの曲にしっかりと向き合って、
そして自分自身とも、この曲を通して向き合っていきます。
楽しみ!

実は出張でシンガポールに行ったりして、
なんだか雑多な気分になっており、
ボサーっとした着物姿になってしまったのですが
お稽古ですごくすごく気合が入りました!
上方舞、そして着物があって本当に良かった。。。


小千谷縮ももう着納め。
ワクワクが少なめの、
ぼんやりとした着付けにぼんやりとしたコーデだな。
海外の文化移動による疲れにも上方舞は効く!



2017年8月21日月曜日

八月納涼歌舞伎2部の幕見も:綿絽の浴衣で。

気になり、どうしても気になり。
八月納涼歌舞伎2部も、行ってまいりました。
とはいえ、もうチケットは連日完売状態。
仕方なく、幕見です。


すっごくすっごく並んだ上、立ち見ではありましたが、(入場番号が末広がり!)
2時間弱の間、楽しかった!
去年の演目の方が、ハチャメチャで、染五郎さん大活躍だったと
思うけど、今年は、脇を固める方々の大活躍が楽しかったなあ。
中車さんの活躍ぶりがすごくて、
小ネタというか、そもそもの設定からして、面白かった。
スターを満喫、そういう感じの歌舞伎座捕物帖。わーきゃー言いながら楽しみました。

今日の着姿は、暑い中、並ぶ対策で、浴衣で。
歌舞伎座で浴衣はちょっと居心地悪いけど、
幕見だから気軽にってことで、半幅帯のとことん気楽な着姿。


夏らしいいい午後を過ごせて大満足。
何回も言うけど、浴衣、大好き!
今年の夏は、浴衣の魅力にはまったなあ。

2017年8月19日土曜日

八月納涼歌舞伎:野田歌舞伎!


八月納涼歌舞伎に行くのが、恒例になってます。
興味深い演目が多くて、ついつい足が向きます。
チケット取りにくかったー!
悩みに悩んで、
3部の野田版、桜の森の満開の下を。



とても良かったです。2階の前列でみたのがまた
舞台全体の素晴らしい演出を見ることができて良かったと思います。
染五郎さんの、現代ぽさと歌舞伎の古典らしさの融合のような演技も冴えっ冴え。
うっとりしました。
お話もまたあれこれが重なり合っていて面白い。
勘九郎も七之助も。どなたも素晴らしかった。

夏の大島で。涼しげに。

2017年8月17日木曜日

夫のゆかた。天然かき氷。

ようやく時間があって、夫にゆかたを着せ付けて、
お出かけしました。


かっこいい!
ジャストサイズで仕立てたものは、着付けが楽ねー。
丈の長さもぴったり決まるから、かっこいいです。

貝の口の結び方に自信がなかったので、
片挟みとやらの、簡単で着崩れしにくい結び方にしてみました。
いいねー。男性の浴衣姿も!
夫の感想は、「思ったより暑くないね。いいね」だって。
うふふ。狙い通り!

私はいつものゆかたで。
近所に天然かき氷を食べにふらふら出かけました。
美味しかったー。



2017年8月15日火曜日

杉本文楽「女殺油地獄」:絹紅梅で

夏はまだまだ終わりません。
っていうか、遊ぶ予定がもりもりです。

初めての杉本文楽。
話の内容は既に知っていて、歌舞伎では見たことのある
女殺油地獄を文楽では初めて。


文楽、って思っていたのだけど、
杉本文楽って、普通の文楽と全然違っていて、通の方が
一味違ったものを楽しむものだったのねー!
素浄瑠璃は私には手がかりなしには難しすぎました。
一緒に行った夫と二人、「うーん、言葉がわからん。。。」

最後の人形が出てくるところは、私てきには盛り上がり。
やはり、人形の動きが好き!と思ったのでした。
振り付けが、山村流宗家の山村友五郎先生だったのもあり、
動きに釘付け。素晴らしい。。。

普通の文楽を年に1度は見よう!そして、あとは、テレビとかでやるのを
絶対に見よう!と決意しました。

着姿は夏らしく、絹紅梅で行きました。


着姿は半衿、帯締め付きで。


涼しくていいわ〜。