2016年12月27日火曜日

仮名手本忠臣蔵完結編!:国立劇場

いよいよ12月ということで、忠臣蔵の季節!
通し狂言で見てきた国立劇場での仮名手本忠臣蔵も
いよいよクライマックスです。

実は数日風邪をひいていて、
行けるかなーと心配でしたが、なぜか着物を着たい気分だけはあり、
本能の赴くままに着物を着てみたら、
あら元気。すっかり気分も上がって
着物で観に行くことができました。

忠臣蔵、これまで見てきたいろんな歌舞伎の演目の中では
討ち入りのところの盛り上がりが凄い。
立ち回りがとても多くて、見せ場も多い。
すごく楽しかったです。
歌舞伎役者さんは、立ち回りが本当にかっこいいなあ。
軸がちゃんとしているので、キレのある動き!

幸四郎さんも襲名前に拝見できてよかったです。
やはり素晴らしい。圧巻の存在感。

風邪をも吹き飛ばした着姿。
風邪で多少体調が悪くても
着物を着れたことは、とても自信になりました。
緩やかに着て、のびのびーとした気分になりました。
着物最高!

2016年12月25日日曜日

和裁:自分の浴衣の水通し

和裁。ようやく、年末までに、と
思っていた肌襦袢が
あとひと工程で、できたも同然!やった!

次は先生と相談して、やはり基本をということで
自分の浴衣を作ることからにしよう、と決めました。
子どもの浴衣はその次のお楽しみ。

というわけで、例によって、反物水通し。


下準備としては、1メートル間隔ぐらいに
しるしをつけておくこと。
そして、自分の着物の寸法と反物の長さを測っておくこと。
来年からは浴衣だー!

2016年12月23日金曜日

上方舞:梅にも春2回目

舞のお稽古では、引き続き梅にも春です。
年末ですが、お正月気分〜。

今回は、車井戸のところから先をお稽古。

もしやと想う、恋の欲のところの振りがかわいい〜。

この梅にも春は、
初春の清々しい気分とゆったりした気分、
賑やかな気分、
そしてちょっとウキウキした恋の気分などが
入っていて、
キリッ、はんなり、きびきびっ、ウキウキ、うれしはずかし、な
振りが満載で楽しいですー。

今日は、そんなうれしはずかし気分を映し出して、
紅花紬でお稽古。
紅花の色は、乙女の色なのですよー(by志村ふくみ先生)



2016年11月29日火曜日

上方舞お稽古:梅にも春

上方舞のおけいこに行ってまいりました。

今回から、新曲のおけいこです。わくわく。
4月のはるの会に向けて、師匠が選んでくださった曲となれば
嬉しい気分も倍増です。
それがこちら、梅にも春。曲調も明るく、初春らしい雰囲気。
振りもまだまだ序盤ですが、とっても可愛い!嬉しいなあー。

【梅にも春】

梅にも春の色添えて 若水汲みか車井戸

音もせわしき鳥追いや 

朝日に繁き人影を 若しやと思う恋の慾 

遠音神楽や数取りの 待つ辻占や鼠啼き 

逢うて嬉しき酒機嫌 

濃い茶が出来たらあがりゃんせ ササ持っといで


という歌詞。全部の意味はまだわかりませんが、
恋の歌なのが嬉しいな!

今日のおけいこの着姿はこちら。
舞用の色無地でノリノリで行きました〜。
祖母の帯で。



2016年11月27日日曜日

歌舞伎:吉例顔見世大歌舞伎

11月も歌舞伎に行きました。


染五郎さんの荒事が見たくて、昼の部へ。
雰囲気はとても良かったけれど、
染五郎さんのお声が風邪??というぐらい潰れていて、
美声が聞けず、とても残念。つくづく染五郎さんの魅力はその
お声だと思うのでした。

芝翫さん親子の連獅子は素晴らしかった!
幕もいつもとは違う、特別なもの。



着姿はこちら。
雨だったけど、負けずに、というか気にせず着物が
着られるようになったなー。


この帯と帯締めの組み合わせが華やかで好きですー。

2016年11月25日金曜日

和裁:子ども浴衣の水通し

和裁はいつものことながらゆっくりですが、
肌じゅばんももうじき(たぶん!)仕上がる予定なので
次に作るものを準備し始めました。

まずは子ども用の浴衣から行きます。

反物を水通しして、あらかじめ少し縮めているところ。
全部に水が行き渡るように水に漬けておいて、
脱水。そして半乾きのところで伸ばしすぎない程度にアイロン。
そしてまた乾かす。という感じ。

来月ぐらいから裁断できるといいなー。

2016年11月13日日曜日

花緑ごのみと友人の切子作品展

暖かな1日。
待ってました、花緑ごのみ。花緑さんの独演会。


花緑ファンなので、手ぬぐいを買いました!
初グッズ。みんなに花緑ファンだと言ってまわろう!
もっと色々あってもいいのにな。

演目は、元犬、千早振る、ねずみ穴。
出てくる人がとってもハートウォーミング。
やはり好きです。花緑さんの落語。

そのあとは、切子作家の友人の作品展へ。
日本酒を飲む夫へのプレゼントにいい感じのものがあったので
選びました。
友人とも久々の再会で、少しお話できて楽しかったー。

そんな佳き日の着姿。

これは多分上田紬なのかな?と思いますが、
若干重め。春よりも秋から冬の色なので
これからのシーズンじゃんじゃん着ましょう。
これに下駄でバッチリコーデでした。
合わせた帯は優秀な偉い子ちゃん!
どんな着物にも可愛く決まるのねー。

2016年11月10日木曜日

仮名手本忠臣蔵第2部@国立劇場と舞のお稽古

寒ーい1日でした。
寒い日に着物でお出かけできる時はウキウキ。
着物って暖かい。首元は寒いけど、ショールを巻けば寒さ知らず〜。

そんな冬のような日は、
国立劇場3カ月連続の仮名手本忠臣蔵三昧の1日でした。


1部の松本幸四郎の由良さまも良かったけれど、
吉右衛門の存在感たるや!!!すごくかっこ良かったです。
すごいなーすごいなーと思いながら見てましたが、
11時から4時過ぎまでは長い!!お尻が痛くなり、
そして何度かトリップしました。。。

でもやはり忠臣蔵は面白くて好き。見せ場が多いなあ。
来月の第3部も楽しみです。

観劇の後は、自分の舞のお稽古。
高砂を一応終えました。が!しかし!
自分では納得いく出来ではありません。
扇の持ち方や肩の力を抜くことなど、
まだまだ課題がたくさんあるので、この舞はまだまだ
自主練しておくべき。
高砂は大事な課題が盛りだくさんだなあ。もっとカッコ良く舞いたい!

今日の着姿。
おばあちゃんの色無地の仕立て直しをおろしました。
とろんとした生地で着心地が良い着物です。
糸川さんにお見立ていただいた帯をしていったら、
北欧っぽい!と舞の師匠にお褒めいただいたコーデになりました。
アトリエシムラで求めた桜の帯揚げも初。


2016年11月7日月曜日

アトリエシムラの皆さんと糸井さんのトーク

土曜日は、アトリエシムラのオープンを記念した諸々のイベントに
行ってまいりました。

私の紬への愛に目覚めさせてくださった志村ふくみ先生。
その、ふくみ先生から生まれたブランド。
今回、残念ながら、世田谷美術館の志村ふくみ展には行けず、
痛恨の極み!ですが、外苑前の記念展示会と、
ほぼ日のTOBICHIでのトークショーには行くことができて
いい時間を過ごすことができました。

展示会で欲しかったのは、桜で染めたもの。
春の生まれというのもあり、桜には格別の思いがあります。
桜で染めた何かを身近におきたいというのもあり、
桜の帯揚げと、そして茜の帯締めを求めました。


どちらも可愛い!嬉しい!
草木で染めたものなので、使っていくうちにいい感じに色が変わっていくのだそう。
それも楽しみです。

さらにさらに、洋子先生に、コーディネートをお褒めいただき(!)
そして、紫が似合うわよ、と着物をお見立ていただく幸せにも恵まれました。
羽織った時の、優しい感じ!とても丁寧に作られたものであることがわかります。
じんわり。
工房の若い方々と染めや織りについてのおしゃべりも絶えませんでしたが、
TOBICHIに移動。

そして、糸井さんと工房の皆さんのトークショーも楽しかったです。
みなさん活き活きしている!
いつかワークショップにもまた参加してみたいと思います。

今日の着姿。
すっかり袷の季節です。帯付きでは寒い。


以前リサイクルで一目惚れした羽織をおろしました。
いろんな人に褒められた!可愛い羽織!感謝です!
中のコーディネートはこんな感じ。


アルスシムラのワークショップで染めていただいた玉ねぎ染めのショールを
帯揚げ代わりに。着物がますます楽しい季節ですー。

2016年11月4日金曜日

帯締めを新しくシリーズ:臙脂の冠組

赤い帯締めもあったらいいなーと最近思っていました。
道明さんで、先の青朽葉と合わせて求めたのが
こちらの臙脂。


濃い落ち着いた赤で、いい!
奈良時代から正倉院文書などにも名前があるなんて、
本当に古い色。
緑色のような紺系の帯によく合い、
若緑やグレー系だとやさしい雰囲気になるそう。
こちらも合わせやすそうで楽しみだわー。

2016年11月2日水曜日

和裁:肌襦袢の襟つけまで。

和裁もほんっっとーーーにすこーしずつ、チクチク楽しんで
進めています。

ようやく、肌襦袢の襟までつけたところ。
苦手な本ぐけでしたが、前よりも少しはできたかなという感じ。


なんとなく形になってきて、嬉しい。
肌襦袢一つではありますが、
細かいところまで、とても丁寧に作られていくものなんだなーということが
わかって、嬉しい。
肌襦袢は特に肌に直接触れるものだから、ゴロゴロしないとか、
そういうところも気をつかわれてる。
こういうものを手作りしていると、いい気分になりますね!

2016年10月31日月曜日

上方舞。高砂を通して:紅花紬で。

月に2回の上方舞のお稽古。とっても楽しみにしています。
秋らしく、紅花紬に合わせて、
母から譲り受けた紅葉の帯を初めて締めてお稽古に出かけました。
考えてみたら、秋に着物を着るのは初めてなのよねー。
この帯、すごく短くて、お太鼓が崩れてしまうのでは、と
ヒヤヒヤしながらでしたが、まあなんとか無事に
お稽古できました。足元も下駄で、紬に下駄といういい組み合わせ。


着物はもちろん袷ですが、長襦袢は単のまま。
外ではさすがにひんやりしましたが、
お稽古中はこれぐらいがちょうどいいのでした。

今日は、高砂を最後まで通して振りを付けていただきました。
高砂は、本当に能らしさがそこここにあります。
振りがきまれば、かっこいい。
次は、細かいところを直していただきます。
能らしさを目指して頑張ろう!

そして、大阪の、はるの会に出させていただけることになり、
高砂の次はその曲を勉強いたします!
ありがたいことです!楽しみ〜。わくわく。

2016年10月29日土曜日

帯締めを新しく:青朽葉の冠組

これまで、帯締めでヘビロテだったのは、
練色という、オフホワイトのような、クリーム色のような、白い帯締め。
それと濃いエメラルドグリーンのような色。
薄い色と濃い色は大体この2色で事足りておりました。

もう少しオシャレを楽しみたくなり、
次はどんな色が欲しいかな、と探していたところ。
道明さんからご案内いただいたのが、ドンピシャ。


青朽葉という色で冠組(これが締めやすい!)です。
色名の説明書きには、平安時代から愛用されている色で、
枕草子では夏にふさわしい清々しい色と書いてあり、
濃い紫系や紺系にすれば、華やかになり、
白茶や茶系には落ち着いた雰囲気になるとのこと。
私の持っている帯にもとても合いそうで、楽しみー。

2016年10月27日木曜日

静月会:茶の色無地で

地唄舞を鑑賞できる希少な機会を体験しました。
はあ。。。
一晩たち、まさに非日常の異空間に行ってきたような。
そんな時間でした。
芸能ってすごい。


鐘ヶ岬は、以前見た市川ぼたんさんの踊りとは
やはり違いました。市川ぼたんさんの方が切なく儚げ。
若静紀師匠の方が、より怖いところと悲しそうな所の
メリハリがはっきりとしていたような。
そのあとの珠取海女もすごかった。緩急。
二つの演目を見たことで、舞の表現の細やかな豊かさに触れ、
泣きそうに。
そのあとの浄瑠璃も、大変に引き込まれました。

今日は今シーズン、初袷。
仕立てたばかりの色無地を下ろしました。


可愛い!帯次第で華やかにもなりそうな、光沢のある茶系。
柔らかものを身につけていると、気持ち良い〜。
この帯と着物は、花想容さんで糸川さんに夏にお見立てしていただいたもの。
素敵。

陰紋も背中に入れました。揚羽の蝶。


ちなみに、今日の会場の入り口。
こんな場所が都心にあるなんて。


開始前には、1階の鶴屋吉信でほっこりコース。


とても楽しいだけでなく、学びの多い宵でした。
こんな素敵な会を催してくださった先生方、
門人の諸先輩がたに感謝でした。。。

2016年10月26日水曜日

祖母の帯留

帯留は自分では一つも持っていません。
この度、母が、祖母に贈った帯留を見つけ、
私に譲ってくれました。
とってもとっても素敵な帯留です。


宝石!どこにしていけるだろうかなー。
わくわくします。

帯留めのための帯締めも持っていなかったので、
東三季さんに帯留め持参で、求めました。


上ははんなり気分のとき、
下はしゃきっとかっこいい気分のとき。

初の帯留めスタイル、楽しみです!

2016年10月21日金曜日

仮名手本忠臣蔵@国立劇場

国立劇場で、仮名手本忠臣蔵通し狂言を10月、11月、12月の
3ヶ月をかけて全て上演するという試み。
その10月の公演に行ってきました。
仮名手本忠臣蔵を見るのは初めて。歌舞伎で通し狂言を見るのも初めてで、
楽しみいっぱい。



今回は、花道のすぐそばの席を取ったので、それも楽しみでした。
花道上の幸四郎、どどど迫力!さすがです。ゾワゾワっとしました。

で、見た感想。忠臣蔵、好きだわー。かっこいいし、人間模様や心情表現がいい。
まだ第1部だけの段階で、これから先の結末知っているけど、
すっごく楽しみ。
どうなるんだ!大星由良之助!
演技が素晴らしいのもあって、引き込まれました。
どん底からの家臣たちの心持ち、これからが本当に気になります。
11月、12月も楽しみですー。

今日の着姿。
10月も15日を境に、袷の人が多い中、
今日も私は単の着物に単の羽織。
最高気温25度だとやはりこの着姿がちょうどいい。
おそらく今日、私が見た中では、劇場内で単は私一人だったけど、
ぜんぜん気にしない〜。心地いいのが一番。通し狂言長丁場だし!
とはいえ、もうそろそろ着納めかなあ。


この帯締めにはまってます。深いエメラルドグリーンって使える色。
濃い色の帯揚げも好き。これは、アトリエシムラで染めていただいた
玉ねぎ染めのショールを帯揚げ代わりに使ってみました。
この色も使いやすくて良い!帯締めや帯揚げをもう少し揃えたいな。
あ、そうそう。
今日の着付けの所要時間、25分でした。30分を切った!
最短記録です。着付けの一つ上のレベルに行った感あり。
少しずつ着慣れてきていて、嬉しい。

2016年10月19日水曜日

上方舞:高砂や〜の半分まで。

上方舞のお稽古、月に2回、楽しみにしています。
少し間が空いてしまったのですが、
高砂やーのお稽古、まだまだ半分ぐらいまでです。

今日は、お稽古場に取材があったりして、
初めての体験にワクワク。
楽しかったですー。

お師匠先生と一緒にポーズをとらせていただき、
そのポーズを先生に直していただいたりして、
取材の中でも、舞の学びがたくさんあって、本当にありがたい体験でした。

今日の着姿。
10月とはいえ、やはり単をまだ着たい私です。
単で、黒の透かし羽織が本当にちょうどいい。
これに下駄で楽しい着物姿でした。
着物が楽しい季節になってきましたね!この秋はたくさん着物を着るぞー。


2016年10月4日火曜日

花緑師匠、市馬師匠、2人会

花緑師匠の追っかけです。
2人会、行ってまいりました。花緑さんだけの会じゃないのに
行くのは初めてですー。

花緑師匠は、紺屋高尾。大好きな演目なので、
「江戸時代のロマンス。高嶺の花。」とまくらで話し始めた
とたん、ワクワク!聞けば聞くほど、ラストに泣けますー。

そして、市馬師匠は、寝床。超有名な話ですが、
高座で聞くのは初めてでした。

うん。やはり落語はいいねー。

そんな今日の着姿です。


10月ですが、袷なんてとてもとても。
単の結城紬に、単の長襦袢。襟は塩瀬にしました。
帯は先日の歌舞伎と同じく、織りの鳥と花の帯。かわいい。
落語なので、ポップな帯締めでカジュアルにまとめました。
足元はもちろん下駄でー。
こういう着姿も大好きです!

2016年9月26日月曜日

布のちから

田中優子さんの「布のちから」読了。


少し難しめの本なので、オススメ!というわけにはいかないし、
私も飛ばし読みですが、それでも、さすがに着物のことを
愛して研究されている方の、印象的な言葉がたくさんありました。

布がいかに自然をまとうということで
私たちの生を守るためのものであるかということ。
布で自分を包むことがもたらす心や身体への影響を
意識することなどについて書かれていて興味深かったです。
確かに着物を着るということは、洋服を着るよりも
布をまとっている感じがするのかもしれないなーと思います。
まだまだ着物初心者の私ですが、
大きな病を得た後、「生きる!」ということに決意を持った時に
こんなに着物が好きになったこと、
着物を着ると気持ちが安らぐことなど、
少し説明してもらった気がします。


「包まれる」ことについて(一部抜粋)

布の存在の働きとはまさに、
自然のもつ生命再生の力を託されたものとしての働きであり、
それが生者を包むときには癒しを、
死者を包むときは再生をもたらすのである。

2016年9月23日金曜日

秀山祭九月大歌舞伎:江戸小紋単で

先日、両国国技館に相撲を見に行ったのですが、
諸事情あり、着物で行かなくて残念!
あそここそ、着物でお出かけすべきところだわ〜。
色々とぶらぶらしてみましたが、着物で行っても問題なさそうなことを
確認しました。
若干、升席より椅子席の方が楽かもしれない。

そして、九月も歌舞伎に行ってきました。雨の合間をぬって!

今月の演目では、昼の部の碁盤忠信に惹かれましたが、
妹背山婦女庭訓を見てみたかったのと、玉三郎の踊りが見たかった!
ので、夜の部に。
妹背山の吉野川は、ものすごい世界観!一緒に見た夫も同じ感想でした。
あの華やかな舞台と、死に対する時代の価値観が、
なんとも印象的で、すごいものを見たなーという感じ。
泣ける話なのかもしれないけど、全然感情移入はできず。ただただすごい。
江戸時代の人にはあれは当たり前の感覚なのかな。。
あと、蘇我入鹿ってすごい嫌われていたのだな。
今月は両方に花道があったのだけど、これも初めての体験。

玉三郎の踊りは、軽めのものでしたが、
扇の使い方や所作の美しさたるや。踊りもまた見たいなー。

今日の着姿はこちら。

歌舞伎座の座席にてパチリ。
今日は、江戸小紋の単が丁度いい気温でした(最高気温20度、最低気温18度)。
これに大島の黒羽織で、本当に丁度いい。
帯は初おろし。茶色の鳥とお花の織り帯です。かわいい。
こういう粋向きの着物も着心地良くて大好きだけど、
徐々にはんなり系の(伊右衛門のCMで宮沢りえが着てるみたいな)
着物にも目が行くようになりました。
淡いピンクの小紋とか付け下げとか着たーい。

2016年9月15日木曜日

道成寺の舞踊:初単衣:舞のお稽古

日本舞踊の舞台を初めて見に行きました。


これまでお出かけした中で、もっとも着物率が高かった!
歌舞伎よりも何よりも。素晴らしい〜。

着物に慣れてきて、ちょっと冒険してみたくなり、
というか、今日の着物にどうしても合わせたい下駄があったので
下駄で行ってみました。
本日の着姿。今シーズン初単衣(最高気温30度超えたけど、室内にいれば
単衣で全然大丈夫な1日でした)。

合わせた下駄はこちら。


劇場に下駄って禁忌って聞いていましたが、特に注意されることはなく、
下駄で行くのは別に禁止されていない様子でしたが、
行ってみて、やはり反省。
国立劇場や歌舞伎座は、やはり気分的には草履で行くべきだったなー。
その方が気分がうんと出ます。次からは草履で。
というわけで、お洒落な下駄ばかり揃ってきましたが、
お洒落な草履も欲しくなりました。
次浅草行くときに見てみようっと。

さて、本題の「道成寺の舞踊」。
前情報が何もない状態で行きましたが、行ってよかったです。
いろいろなことが勉強になりました。

まず、道成寺という能の演目が元になっている
様々な舞踊があるということを知りました。いわゆるモチーフってやつですね。
それぞれ違っていて面白い。すごく面白い。
道成寺にいろいろあるのが、これまで意味わからなかったけど、
そういうことか、といくつも今日鑑賞してみてようやくわかった。

五耀會の皆さんの演目を見れたのもよかった!
西川流、花柳流、藤間流、山村流の皆さんの踊り、舞のそれぞれ素晴らしいこと。
舞と踊りの違いって歴然!

本日は2階席の端で鑑賞。大向こうの方が私の隣にいらして、
間近で大向こうの掛け声が聞けたのも面白かった!
毎回同じではなくて、微妙に掛け声って違うのねー。
短めに言ったり、長めに言ったり。これもまた芸だな、と思ったことでした。

そのあと、自分の舞のお稽古に行きましたが、
たくさん見過ぎて、訳わからなくなっていて、
混乱した舞になってしまった気がします。。。
頭からっぽにして舞うべし、だなー。

2016年9月13日火曜日

舞のお稽古:高砂や〜

文楽の後は舞のお稽古でした。

付け下げで博多織名古屋帯で。

やはりお気に入りの着物で舞うと、テンションも上がりますね。
素晴らしい。
いろんな着物で舞うのもまた楽しいです。

今日から扇を使った舞。地唄舞らしくなってきました〜。
嬉しい!いやー、難しいけど、楽しい!

お稽古を始めた曲は
「高砂」
そう、結婚式のお祝いの舞でお馴染みの、たかーさごーやー、です。

高砂やこの浦舟に帆をあげて
月もろともに出で潮の 
浪の淡路の島影や 
遠く鳴尾の沖過ぎて 
はや住江につきにけり 
はや住江につきにけり

という歌詞。どういう情景で心情なのだろう?
もともとは能の謡曲のようなのだけど、いろいろ調べてみたいと思います。
舞も厳かな雰囲気があって、なんだか素敵です。
上方舞、楽しい〜。

2016年9月11日日曜日

初文楽!:一谷嫩軍記

今年は着物を着てお出かけするところの幅を広げる!
ということで、文楽に初めて行ってみました。
国立劇場にて。


一谷嫩軍記の通し狂言だったので、
いろいろな面白さ、という意味では、少し足りなかったかも。
とはいえ、なんせ初めてだったので、何もかも珍しくて面白かったです!
義太夫の語りがとにかくすごい。三味線は弾きっぱなしで大変だ。
人形使いと語りがピタッと合っているのがすごい。(当たり前なのかな。。。)

そして、人間国宝の吉田簑助さんの菊の前の動きに、目を奪われた!
やはり違うな。。。すごいな。。。
(あとで舞の先生に伺ったお話では、上方舞の動きが人形に映し出されているとか。
さもありなん!!美しかったー)

お話は、平家のいろんな想いが泣ける。
公のために私の様々な想いを抑えて、葛藤するお話が
常にあるんだよなーということがわかってきました。
今回もそういう話や、女性の愛する人への想いの話、
自分の吟への想い。とにかくみんな想いがすごい。

文楽、また観に行ってみよう。今度は踊りなどの演目も観てみたいな。
今日の着姿の写真を撮る暇がなかったので、着てない状態での着姿ですが。


9月で文楽で、というので、どちらも初めてづくしで何を着るか
とっても迷いました!で、悩んだ末、絽の付け下げと博多織名古屋帯にしました。
ちょっとおめかししすぎかな?と思ったけど、私としては
とても着心地良く楽しく過ごせてよかったー。

文楽を見た後、舞のお稽古(楽しい!)に行ったのだけど、それはまた別投稿で。

2016年9月9日金曜日

和裁:浴衣の反物準備オッケー。

もう単衣の季節になりましたが、
来年に向けて、自分で浴衣を縫う準備をしています〜。(早い!)

私のは、舞のお稽古にも使いたいなーと
白地に紺の模様のもの。


柄あわせのことは、なーんも考えておりません!
もしかしたら難しいかも〜と思ったりしつつ。
特に細いススキみたいなところが、実は難しい気もします。。。

そして夫のために、男用の浴衣地も準備しました。

これは帯も選ばず、柄あわせも縫うのもそんなに難しくなさそう!
早くこれらを縫いたいなあー。わくわく。

2016年9月7日水曜日

初めての博多織帯!

福岡出身ということもあり、
やはり郷土の着物関連は気になります。
博多帯や久留米絣。少しずついいものに出会いたい。

そんなひとつが白い博多織の帯でした。
この度、縁があって素敵な帯に出会えました!


東三季さんでの初めてのお誂え、名古屋帯です。
手の部分は松葉仕立てにしました。

シンプルだけど、とっても品がある地模様で可愛い〜。
これはオールマイティに使えそうで嬉しいです。

2016年9月4日日曜日

和裁:肌襦袢の袖

和裁チクチク、進めています。
晒を切るのが結構大変でした〜。
でも、切るところはとても大事なので、じっくりとまっすぐ切ります。

そして、ようやく袖を2枚縫い終わりました。

裏から見ると、縫い目はこんな感じ。


これを表に返して、アイロンを軽くかけて。


ほんと、ただこれだけの作業なのに
楽しいーーー!縫い目が愛しい!

2016年9月1日木曜日

舞扇

私の祖母も日本舞踊を長くやっていました。
幼い頃は、全く興味がなかった私。
その文化に触れることが全然ありませんでした。

舞を始めることになって、亡くなった祖母の扇が
実家にあることに気付き、手元に持ってまいりました。
でも、扇の事も何一つわからず、祖母が何流の踊りをやっていたのかも知らず。

舞の先生に、お手数をおかけして、私の扇を見ていただいたところ。
祖母が藤間流の踊りをやっていたことがわかりました。
私だけでは知りえなかったこと。ジーンとしました。
そして、先生に祖母の扇を一つ一つ丁寧に見ていただけていることにもジーン。
おばあちゃん、喜んでいるかしら。

扇。どれも可愛いです。

この二つは、持つところが木なので、練習用に使いやすいとのこと。
色も可愛い。
緑と白のぼかしが特にお気に入りなので、こちらをまず使おうかな。

こちらは、皆さんに素敵ーと言っていただいた扇。

キラキラなので、きっと発表会用とかだったのかな、と思います。
何か特別な折に使ってみたいなあ。

着物を通して、そして舞を通して、おばあちゃんとの再会を
することが増えていて、じんわり。



2016年8月30日火曜日

アルスシムラの染色ワークショップ

先日、京都で行われたアルスシムラの染色ワークショップ。
何ヶ月も前からずっとずっと楽しみにしておりました。
が、不覚にも夏風邪にやられ、行けなかったのです!
泣く泣く、欠席します、とお知らせし、またの機会を、と思っていたら、
アルスシムラの皆さんは、本当に、暖かい心。。。
植物染めのショールをお送りくださいました。
感謝、感謝(泣)
玉ねぎで染めたショール。



そして、こちらが葛で染めたショール。
実物の方が、断然明るく良い色なのですが。


どちらも、暖かく、優しい触り心地。
癒されます。。。
これは、サイズ的にも帯揚げにもできそうです。
今度、試してみよう。
着物周りのことは、こんな風に、嬉しい、ありがたい、と
感じることが多くて本当に嬉しいです。

2016年8月28日日曜日

舞のお稽古

舞のお稽古に行ってきました。
はんなりするわ〜。
気分ははんなりでも、とても身体は使っているようで、
舞のお稽古の後は、すっごく深く眠れます。
心にも身体にもいい舞のお稽古なのでした。

もちろん着物で行きましたとも〜。
夏の名残シリーズ。朝顔の染め帯もそろそろ締め納めかしらね。
小千谷縮も、今月までよね。大好きなコーディネート。


今日の舞のお稽古は、夕暮れをおしまいまで。
そして、全体を通して、目線のこと、手指の細かいところなどを
お師匠先生に丁寧にご指導いただきました。
そういうこと、ひとつひとつ、本当に知らないことだらけで面白い。
綺麗に見せる見せ方が、そういう細かいところで
まるで違ってくるのです。。。
奥が深い。。。何度も復習しようっと。

夕暮れは、3分ほどの短い曲で、それでも盛りだくさんなのだから、
姉弟子の先輩方の舞っている曲(どの舞も素敵!!)なんて、どれほどか。。。
次からの曲も精進いたします。というか、楽しみで仕方ないです!

2016年8月26日金曜日

晒木綿の水通し:和裁

和裁で最初に作る予定の肌襦袢。下準備中です。
まずは、晒もめんをあらかじめ水に通して
縮ませておきます。そうすることで、縫った後、洗濯による型崩れを防ぎます。

こんな感じで蛇腹に干して、
生乾きの状態でアイロンをかけますー。


こんなちょっとした作業も楽しい。手をかけるっていいことですねー。